画像『THE COMPLETE MICHAEL JACKSON ~KING OF POP マイケル・ジャクソンの全軌跡 』
「キング・オブ・ポップ」と称されたシンガー・ソングライター、マイケル・ジャクソンは2009年6月25日に50歳という若さでこの世を去った。
2作目のソロアルバム「スリラー」が、史上最も売れたアルバムとしてギネスに認定されるなど、まさしく存在そのものがエンターテナーと呼ぶにふさわしい人物であった。
エルビス・プレスリーもそうであるが、マイケルもまた「生存説」が囁かれる著名人の一人である。彼の死後、「似ている」「本人ではないか?」とされる人物が多く話題に持ち上げられてきたが、特に知られていたのがコンセプチュアルアーティスト、デイブ・デイブであった。
父親に虐待され顔に大火傷を負った彼を、マイケルが引き取ったということで親密な関係を持っていたデイブは、マイケルと骨格や声があまりにも似ていたために、マイケルがデイブになり替わったのではないかとも言われた。
だが、”そっくり”さんは往々にして物まねなどによって本人が寄せた可能性がぬぐい得ない。ましてやマイケルほどのスターである。あの成形された独特の顔は確かに特徴的ではあるが、それだけに似せやすいという見方もできる。顔立ちや立ち姿が似ているというだけで、同一人物ではないかと推察するのは信憑性に欠ける。
もちろん、彼の生存説が囁かれる原因はこれだけではない。彼の葬儀を撮った動画や写真には、親族が笑みを浮かべたり笑っていたりする様子が映し出されていたと言われている。また、葬儀が終わるまで、彼の棺は開けられることが無かったというものもある。
だが、これらについても生存説について信憑性が高いものであるかと言えば、そうとも言えない。葬儀の際に笑みを浮かべるのは、親族が思い出にふけっている場合も充分に考えられることであり、また棺についても多くの人の目に晒されたくないという意向が働いてもおかしくはない。
特に、大スターであった彼の死ともなれば、メディアが追いかける標的は親族に他ならない。そうしたメディアが、親族たちの見せる(笑顔であったなどの)一部分を誇張して取り上げるようなことがあれば、妙な憶測もたやすく生じてしまうだろう。
80年代より、マイケルは急激に容姿を変化させ始めていた。ファンの間では、これが「不老不死の肉体を手に入れるためのものだった」のではないかと噂されていた。こうした生前の事情や、彼に対する多くのファンの生存願望がミックスされたことによって、マイケル生存説はこれからも語り継がれていくに違いない。
一方では、マイケルの幽霊が現れたという話も往々にして存在している。2009年、彼の自宅である「ネバーランド」でのテレビ中継にて、奥の部屋を横切るハットをかぶったような黒い影が捉えられた動画は、マイケルの幽霊ではないかと大きく騒がれた。彼のスター性は、死後現在に至るまでも健在である。
【参考記事・文献】
マイケルジャクソンの死因真相と生存説とは?証拠写真あるって本当?
https://geinoupanda.com/michaeljackson/
え?うそっ!マイケルジャクソンは生きてる?その理由について詳しく解説!
https://www.izumo-gyosei.jp/jyakuson-seizon/
マイケルジャクソンが生きてる生存説は本当か?肌の色の変化にも関係がある?
https://newsnachricht.net/reminiscing/michaeljackson#i-2
(黒蠍けいすけ 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)