血なまぐさい生け贄を要する神、シペ・トテックの新たな神殿が発見された





昨年末、メキシコ国立人類学歴史研究所(Instituto Nacional de Antropologia e Historia)はこの度新たな神殿を発見したと発表した。

神殿は先住民のポポロカ族がおよそ1000~1260年頃に築いたものであり、祭壇のような建造物もふたつ見つかっている。

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祀られているのは豊穣神シペ・トテックであり、皮を剥がれた頭蓋骨という神の顔を象った石像などが発見されており、剥がれた皮がぶら下がった手などシペ・トテック神の特徴も備えているという。




頭蓋骨を模した石像の高さは約2.3フィートで、体重は約440ポンド。火山岩を削りだしたもので、「皮剥ぎ」を表す切り傷も彫刻されている。

シペ・トテック神は主食のトウモロコシを神格化した神であり、全身が金色に輝いていて自らの皮を剥いて人々に恵みをもたらすとされていた。トウモロコシは表皮を剥いて中の種子を食べるため、そこから自ら皮を剥ぐと考えられたものと見られている。






そのためか、シペ・トテック神の信仰も血なまぐさい生け贄を要するものだったとされており、儀式では生贄は生きたまま全身の皮を剥がれ、神官がその皮を身にまとうとされていた。神殿や祭壇は生贄が処刑される場所だった可能性が、祭壇や石像には皮をかけて備えていたのではないかと見られているが、用途はまだはっきりとはわかっていないとの事だ。

フロリダ大学のジレスピー教授(Susan Gillespie)によれば、ふたつの祭壇は人身御供の亡骸を納めた場所であった可能性もあり、岩で墓場に通じる穴をふさいだとも考えられるという。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部 山口敏太郎事務所)

画像&動画©Noticieros Televisa/YouTube

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