【昭和の奇跡】電気ノコギリで切断された手首が繋がった!





事故などによって指が切断された場合、落ちた指を水洗いしポリ袋に入れて氷水で冷却すれば再接合が(100%ではないものの)可能であることは広く知られている。

では「手首」の場合はどうだろうか……。

今から45年以上前の1972年。手首を事故により切断してしまった男性の手首が手術により繋がったというニュースが報じられたことがある。

手術を受けたのは奈良県に住む製材工の男性(48)で、仕事中に回転していた電気ノコギリの歯に誤って触れてしまい、左手首関節の約70cm部分が切断されてしまった。




仲間はすぐに救急車を呼び、男性は落とした手首と一緒に緊急入院。ちょうど手術室が空いていたことから、切断からわずか15分で手術が行われた。術後の経過は良好で男性は手術から1週間目で抜糸。その後、3週間経てば指が動き、1年後には元通りになる見込みだと伝えられた。

男性の再接合手術は以下の手順で行われたという。全身麻酔の後、切断面と手首部分を入念に洗い、死滅した組織を切除。動脈と静脈をつなぎ合わせ、続いて神経と筋肉を接合。手術時間は約4時間15分ほどだったという。




この手術が成功した理由は、切断面が比較的綺麗であったこと、医師の判断により血流を早く再開させたことのほか、切断から手術開始までわずか15分という、好運も重なったためだと考えられている。

なお、2018年現在、医学はさらに進歩していて、切断した手首の損傷が激しく、神経が壊れ、再接合が不可能と思わる状態でも、手首を足など別の組織に結合し神経を復活させるという手術例がある。

人間にとって腕や手などの四肢は、生活を維持するのに大切な部位である。医学の進歩は、事故や怪我で体の一部を失った人に対し常に大きな希望を与えてくれるのだ。

(文:穂積昭雪 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

イメージ画像©PIXABAY

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