ファミリー劇場の大人気シリーズ「緊急検証シリーズ」で開催されている恒例の企画・若手オーディションが今年も開催された。
『第五回オカルト紅白』の出場権をかけてのオーディションだったが、優勝候補の藍上が辞退すると言う顛末を迎えた。そのため都市ボーイズの早瀬が優勝を収めた。
藍上の辞退は、学業優先という理由あったものの、藍上がいちファンから脅迫まがいのコメントを受けたためである。
藍上のツィッターには、エントリーしている他のオカルト研究家のファンと思しき人物から、「藍上ファンの組織票であなたが優勝するんでしょう」という厳しいコメントが寄せられたのだ。
そのため藍上はファミリー劇場宛に辞退を通知し、現在も精神的に落ち込んでいる。
はっきり断言すると、あくまでタレントは人気商売である。そのタレントがファンの組織票を使ってどこが悪いのか。制作サイドも人気のあるタレントを使って数字を上げたいのが狙いだ。ファンが沢山いて沢山票を集めることは悪くない。 むしろ、現実的にはそれが資本主義だ。
確かに藍上の主張はシビアなオカルト仮説ではない。だが、オカルトがメジャーなものになるためには、様々な種類の仮説があってしかるべきだ。オカルトの多様性を認めるべきだ。
筆者のライフワークと呼ぶべき「緊急検証シリーズ」がこのような無粋の輩によって汚されたのは許しがたい。また、自分の娘と呼ぶべき藍上が傷つき、今も苦しんでいると思うと心が痛む。
タレントは人気商売であるということ、メディアでは数字をとる者が正しいということを強く主張したい。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)