アトラスにも寄稿している作家・脚本家・UMA研究家の「歩く雑誌」こと中沢健(たけし)が、今月3日に、中沢を慕うエンターティナーたちにより結成された集団『中沢たけし軍団』のイベントを、新宿ゴールデン街劇場で行った。
会場には大勢のファンが集まり、イベントは大盛況であった。
㊙映像の上映や人形劇、昭和の怪事件を紹介するコーナーなど、様々な企画が行われたが、軍団メンバーで「怪談」を披露するコーナーで事件は起こった。
UMA研究家として活躍しており、雑誌テレビなどのオカルト企画に関わることも多い中沢であったが、実は怖いものは苦手だと言う。
これまでにも心霊スポットの探索に行ってほしいといった仕事の依頼は多くあったが、全て断ってきたという中沢。だが、このイベントでは苦手な怖い話にあえて挑戦しようという流れになった。
中沢と軍団メンバーが次々と怪談をしていく。怪談を語ることに慣れていない中沢たちの怪談は、客席から笑い声も漏れてくるようなお世辞にも(怪談として)完成度が高いとは言えないものであった。
だが、怪談が始まってしばらくすると、観客たちは異変を感じるようになる。
天井から、「がさがさっ、がさがさっ」と妙な音が聞こえてきたのだ。
それまでは、まったく聞こえていなかった不思議な物音が怪談と共に聞こえてきた。そして、この物音は怪談コーナーが終わると同時に聞こえてくることは無くなった。
怪談コーナーの後は、世界のUMA事件を、写真をスクリーンに投影しながら紹介する企画が用意されていた。だが、怪談の前にはリハーサルも本番中も問題なく動いていた機材がまったく動かなくなってしまっていたのだ!
スタッフも必死に原因を調査したが、機材の不調を直すことはできなかった。結果、UMA写真をスクリーンに投影することは不可能となってしまった。
UMAの写真が見れなかったことはオカルトファンには残念だっただろうが、怪談によって機材トラブルが起きるというベタな展開を経験できたことを喜んだ観客もいた。
中沢は「怪談を語ると機材トラブルが起こるとはよく聞くけど、こんな低レベルな怪談でも霊障が起こるなんて!」と、驚きの感想を漏らしていた。
実は中沢健は以前にもインターネット番組で妖怪アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』について語った時に共演者が異変を感じて、収録が中断してしまったことがあった。霊感風水師のあーりんによると、収録現場に狐の神様が誘われたとの見解が示されている。霊やお化けの話をすると、不思議な現象が起こりやすいとはよく言われるが、ゲゲゲの鬼太郎について語ることで、リアルに怪現象を起こしてしまう人間は相当珍しい。
中沢健・・・この男、やはりオカルト好きにとっては目を離せない存在である。
関連動画
怪奇現象が収録中に起きた『中沢健&真田愛華のサブカルハローワーク第20回』
(井口あんこ ミステリーニュースステーション編集部)