我々日本人はまげ(髪形)に多くの付随情報をもたせてきた。
まげの形は町人、農民、武士、公家と身分によって違い、髪形を見ることでその人の職業がわかったし、幕末の頃には藩によってまげの形が違って、髪形を見るだけでその人間が土佐藩、或いは薩摩藩とおおよその見当がついたとされている。
つまり、髷(髪形)はその人間の職業や出身地を現す身分証明書の代わりとなった。
これは山口敏太郎の仮説だが、時代時代の反逆児たちは常に己の髪形で反骨魂をアピールしてきたと思える。つまり、通常の人々とは違う髪形をすることで、自らが体制に逆らう存在であることを主張してきたのだ。
時代の最先端をいく人々(反逆児、革命家)は常に髪形に特徴があった。
1、江戸時代、体制に反逆した由井正雪は”総髪”だった
2、幕末の志士も”総髪”だった
3、維新後、ハイカラな人は”散切り頭”であった
4、ビートルズに憧れたバンドはみんな、”マッシュルームカット”であった
5、ロックンロールに憧れた若者は、”リーゼント”にした
6、今。モテモテはゲス川谷が代表的な”キノコヘアー”
(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)