【実話怪談】黒い正装の女性

私が小学生だった頃の話です。

ある授業の時間、あまりにヒマだったので窓の外を見ていると黒い服と黒いベールを被った女の人が校庭を歩いていました。

その頃の私はまさか幽霊やお化けの存在など信じていなかったので「誰か保護者の方かな」とか思っていました。




数日後のことです。放課後、クラブの帰りに一人で校舎の昇降口に居ると、この前見た同じ女の人が立っていました。やはり黒尽くめ恰好をしているのです。

「ああ、この前もいた人だな」と思って帰ろうとすると、急に風が吹いて女の人は一瞬で消えてしまいました。

そして消える瞬間、ベールの隙間からニッと笑ったのが見えて、急に怖くなって走って帰りました。

それからもその女の人を校内でよく見るようになりました。

その時からは彼女のことがもう人間とは思えなくて、恐怖に堪りかねた私が姉に相談すると実は姉も似た女の人を見たことがあると言ったのです。

それは、バスケットボールのクラブ活動の帰り、友達と一緒に帰っていると池の所でその女の人が立っていて、友達が話しかけようとしたら、やはり一瞬で消えてしまったそうです。




中学生になってからもまだ、何かの視線を感じたりして少し鳥肌が立つ事も多かったのを憶えています。

なによりも、友達にこの女の人の話をした時、不意に何故か涙が止まりませんでした。それが今でも一番気になってます。

あの女性は一体誰だったのか・・・、私たち家族に関係していた人だったのか・・・、それとも何かを言おうとして私たち姉妹に近づいてきたのか・・・、本当に奇妙なことを体験しました。

(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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