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【実話ちょっと怖い話】謎多きスポット「皆神山トンネル」

 太平洋戦争の当時、東京は防衛機能が弱いと考えられていたため、本土決戦を想定した陸軍は首都の中枢機能移転計画を進めていたのだが、サイパンの陥落後、いよいよ現実となったこの問題を解決するために長野松代への施設工事が許可される。

 当初の計画ではこの皆神山に皇居と大本営施設を建設する予定だったが、皆神山の地盤が弱いため、その2つの施設は舞鶴山地下壕へと移転する予定に変更され、皆神山地下壕は備蓄庫が予定されていた。1944年よりこの工事は開始されたが、1945年の終戦をもって中止されている。着工中にも皆神山地下壕は幾度にも渡る土砂崩れで工事は難航し、終戦前の1945年3月に工事が中止されたという。現在の皆神山地下壕は入り口が塞がれていて入ることは出来ない。




 この皆神山地下壕だが、当時の軍部のオカルト信奉者たちが、ここにアマテラスの棺が埋まっているという伝説を信じて、それを掘り起こすために大本営を移すという大義名分の元で工事を始めたという話もある。当時の軍部は日本のエリートたちであり、ましてや大本営の工事の事前に地盤調査を行なっていないはずもなく、あまりにも無駄なこの工事を推し進めるはずもない。

 長野県皆神山は一部で「日本のピラミッド」とも呼ばれており、頂上にある神社の宮司さんは頻繁にUFOが北から南へ飛行するのを目撃したという。神社の参拝者にもUFOの撮影に成功した方もいるということだ。

 さらに1965年からおよそ5年半の長期に渡り、有感地震6万回を数えた松代群発地震の震源地は皆神山であり、地震と同時期には真夜中に皆神山全体が明るく輝くという謎の発光現象が目撃されている。 この皆神山には何かの謎が隠されているのかもしれない。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)