ダ・ヴィンチはロボットを作っていた!?天才が残したスケッチ設計図

イタリアのルネサンス期を代表する芸術家にして「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチ。

絵画だけでなく科学や医学にも精通し、彼の残した大量のスケッチの中には、正確な解剖図や各種発明品の設計図なども記されている。

ダ・ヴィンチの残した作品やスケッチは、とにかく謎が多い事で知られている。




代表作のモナ・リザや最後の晩餐など、作品には何らかの仕掛けやメッセージが込められているとされているし、スケッチの中には当時では不可能だったが現在の技術で再現が可能になった機械などの構想や設計図も多数存在している。

当時の人々はダ・ヴィンチを天才と讃える一方で才能を恐れたとも言われている。当時では誰も考えつかなかった事を次々と考え出していったのだから、畏怖をもって見られても仕方のない事だったかも知れない。

そんな彼が多くスケッチを残し、取り組んでいたのが機械の構造と仕組みだった。

それは単純なクランクやてこの原理から、複雑な歯車やゼンマイを組み合わせた複合機械の構造まで様々だ。ダ・ヴィンチは攻城機械などを発明しているが、機械の構造を根本から知っていたからこそ複雑な機械を発明することが出来たのだろう。

そんなダ・ヴィンチが複数のスケッチに残して形にしようとしていたもの…それはなんとロボットであった。厳密に言うならば独りでに動く機械と言うべきか。

例えば滑車やゼンマイを利用して自走する事の出来る四輪車は2000年代になって、スケッチを元にした模型によって再現されている。また機械仕掛けで動く巨大なライオン像。これは当時の王侯貴族らの前に実物が現れた様子が様々な記録に残されている。セレモニーに登場した動くライオンは、自分の足で歩いて王の前に進み出ると、胸の仕掛けが動いて沢山の百合の花をまき散らしたという。

そして、ダ・ヴィンチが形に出来なかった幻の防衛兵器が「ロボット兵」だった。

こちらは鎧の中に機械を組み込み、槍などで武装させて砦の塔の上に複数設置し、敵兵を威嚇すると同時に攻め込まれないように防衛するというものであった。スケッチを元に再現した所、単純なものではあるが確かに動く鎧の兵士を作る事ができたという。




ただし、当時ではこのロボットを満足に動かす動力を安定して得られなかっただろうという結果も出てきているため、完成したとしても彼が理想とした防衛兵器として活用する事は不可能だったのではないかとも言われている。

ダ・ヴィンチが残した多くのスケッチには草稿段階でしかなく、まだ再現もされていない機械のスケッチが豊富に残されている可能性があるとされている。

彼が残した多くのスケッチこそ、彼が残した暗号と謎の集大成「ダ・ヴィンチ・コード」なのかもしれない。

※参考文献

ダ・ヴィンチ 天才の仕事―発明スケッチ32枚を完全復元
2007/4/27 ドメニコ ロレンツァ (著) 二見書房

ダ・ヴィンチが発明したロボット !
2009/5/25 マリオ・タッディ (著), 松井 貴子 (翻訳) 二見書房

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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