業界のウワサ

認知症が発覚!俳優・芦屋小雁、実は史上初の有り得ない離婚経験者だった?





6月22日に放送された『爆報! THE フライデー』に芦屋雁之助の弟で『番頭はんと丁稚どん』などの出演作で知られる俳優の芦屋小雁がVTRで出演、認知症にかかっていることを公表した。

番組によると小雁は2017年10月頃から同病の疑いが出はじめ、検査の結果「血管性認知症」と診断されたという。

その後、俳優活動は一時休業し治療にあたったが、症状は一気に進み、近所を徘徊するようになり、現在は行方不明にならないように足の裏にGPSを装着して生活しているという。今月末から介護施設へ体験入居することが決まり、復帰に向けてリハビリを続けるという。

また、番組内では夫人の案内の元、小雁の自宅2階を案内。そこには小雁が長年集めてきた映画関連のコレクションが多数、夫人は「自分がコレクションを2階へ追いやったので触れる機会を奪ってしまい認知症が進んでしまったのではないか」と後悔している姿も放送された。




実は小雁は映画マニアの間では、俳優としての活躍のほか、映画フィルムの熱狂的なコレクターとしても名が知られている。

専門はホラー映画とSF映画で、かつてはその所有本数は500本超だったという。また、小雁しか所持していない貴重映画のフィルムも数多く、テレビ局からの貸出依頼もあったそうである。さらに自宅2階を改造し、収容人数50人のミニ映画館を作るなど、マニア垂涎の生活をしていたようだ。

しかし、それらは大半が処分されてしまい、現在自宅に残っているのは僅かに残されたフィルムとポスター類だけだという。

小雁がフィルムを失ったきっかけは、1987年に結婚した2番目の妻、女優の斉藤とも子の影響だという。




斉藤は当時26歳のアイドル女優として人気があり、小雁とは28歳差婚として話題になっていた。ところが、当時の新妻・斉藤はホラー映画趣味が理解できず、小雁はフィルムの大半を泣く泣く処分。ところが、小雁はその後もビデオやレーザーディスクなどでホラー映画を見続けたことで、1995年にはついに斉藤と離婚していた。

斉藤が離婚会見で放った一言の「彼(小雁)が夜な夜なホラー映画を二本見るので離婚しました」から、当時この二人は『史上初のホラー映画がきっかけで離婚した夫婦』として話題になっていた。

妻が夫のコレクションを勝手に処分…という話はよく聞くが、離婚にまでなったケースは非常に珍しい。そこで、今の奥さんには小雁さんが自宅に戻ってきた際には、どうか思いっきり好きなホラー映画を見せてあげて欲しいものである。

(文:アリナックス城井 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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