【猟奇】鍋の中に入っていたのは…高度成長期に起きた食人事件

昭和45年、高度成長期の真っ只中、長野県のある村で世間を騒がせる猟奇殺人事件が起きた。

第二次世界大戦後の混乱期以降、空襲や疎開のため行方が解らなくなる人が多く出てきていた。そこで地元の警察らが戸別訪問しながら戸籍を確認していたのだが、ある家で人数が合わなくなった。




父親と母親、子供が三人いるはずなのだが、長子の女子が見あたらない。巡査が母親に尋ねると「戦争で死んだ」とたどたどしく答えた。この家庭は少し複雑で、夫婦二人と長子に今で言う知的障害があり、また長子は夫の連れ子であったという。

母親の応対に、障害の有無を別にしても妙なものを感じ取った警察は何度か母親に質問するが、その都度「病気で死んだ」「親戚の家へ行った」等と証言が変わっていった。そして、衝撃の真実が明らかになった。

なんと、居なくなった長子は殺され、しかも家族に食べられていたのである。そして庭からは長子の頭や足首が出てきたのだ。

戦時中、多くの人々が飢え日々の生活で精一杯の中、障害のあるこの一家は他の家よりもまして食べるものが乏しかった。しかし、この家で人一倍よく食べる長子はある日、母親にしきりに食べるものをねだった。ついに堪忍袋の緒が切れた母親は、怒りにまかせて長子を殺害。死体をバラバラにして鍋で煮て、家族に振る舞っていたのである。




なお、何の肉かと問われた時はヤギの肉だと答えていたそうだ。なお、母親が逮捕されたその日、台所の鍋の中には曲がったひざが丸ごと入っていたという。

なお、母親は心神喪失を認められず、懲役15年の刑となった。戦後の混乱期、貧困が産んだ悲劇の一つと言えるかもしれない。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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