日本語は特殊?世界の言語がもともと同じ言語だった?絶滅危機言語





地球上では実に多彩な言語が話されている。アトラスでも以前に記述したが、旧約聖書「創世記」の 11章 5節からは、バベルの塔に由来する世界が様々な言語になった理由が説明されている。神の怒りを買ったために人類は様々な言語に分かれてしまったと言われているが、もちろんこれは神話上の話だ。

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2016年9月、興味深い研究が発表された。ドイツ、スイス、アメリカ、アルゼンチン、オランダなどの各国の学者による共同研究により、地球上の言語はもともとは同じ言語ではなかったのかという推論がまとめられた。

地球上の言語のうち60%の言語をサンプルとして、主要単語を検討した結果、もともとは同じ言語であったのではないかという結論に達した。




現在の地球上にはどれぐらいの言語があるのか皆さんは知っているだろうか。

国連の加盟国家数は196カ国であるが、少数民族の言葉もあるため6912の言語が確認されているという。かつては7000を超える言語が地球上で話されていたらしい。

ちなみに1つの国体に対して1ヵ国語しか話さない国家は世界の中でも30%程度であるようだ。またインドはヒンズー語が主体言語であるが、少数民族が多いため、話されている言葉は数千存在すると言われている。

当然、話者がほとんどいなくなり絶滅寸前の言語を多数存在し、「消滅危機言語」と呼ばれている。2009年2月時点ではあるが、世界で約2500の言語が廃絶のピンチにあると言われている。これは方言にも言えることで、日本でも八重山方言などが絶滅危惧方言と呼ばれている。

現生人類が成立したのは今から200000年前であり、東アフリカからスタートした人類は当初同じ言語を話していたはずだ。それが広がるにつれ、様々な言語に分かれていったことが容易に推測できる。




そんな中、日本語は特殊だという考え方がある。この考え方を追求していくと日本人の選民思想にもつながる。ある意味危険な思想とも言える。

確かに日本語は難解な言語である。かのフランシスコ・ザビエルは日本語の難解さを指して「悪魔の言語」とまで呼んだ。その通り日本語は難しいが、全く孤立した言語とも言い難い。インドネシア方面の言葉との関連を指摘する声もあるし、中国の一地方で話されている言語との関連を指摘する声もある。このような関連言語が少ない日本語のような言語は他にも存在する。グルジヤ語、バスク語が代表的な例である。

世界中の言語は数十万年でレベルで遡れば、同一の言語と言えるだろう。しかし、独自性の強い日本語のような言語も少なからず存在するのだ。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

イメージ画像©PIXABAY




 

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