証言の真実はどこに?ドラマ「99.9」で今一度注目の「御殿場事件」とは…

松本潤主演でTBS系列にて毎週日曜日に放送されている人気ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II」。2月11日に放送された第五話が実際に起きた事件をモデルにしているのではないかとして注目を集めている。

11日放送の第5回では強制わいせつ罪で起訴された少年が無罪を主張し、犯行時刻に違う場所にいたアリバイの証明にも成功するが、検察は訴因変更を申し立てて犯行日時を変更し、裁判所もそれを認めるという流れになる。

この事件の流れが2001年に静岡県の御殿場駅近くで発生したとされる集団強姦未遂事件「御殿場事件」に酷似しているとして話題になった。




被害者の女子高生は当初9月16日の深夜に帰宅。遅くなった理由を「午後8時頃、中学時代の同級生らに御殿場駅から公園まで連れて行かれ、複数の少年らにわいせつ行為をされた」と説明、被害届が提出されることになった。

連日の取り調べで被告人の少年らは犯行を認めるも、裁判で「自白は強要されたものである」と一転して無罪を主張。被害者の供述に嘘があり、携帯電話の通話記録から犯行があったとされる時間帯には御殿場市内ではなく富士駅におり、別の男性とデートしていた事が判明する。

しかし、事件そのものは否定せず9月9日に被害があったと主張、強姦ではなく強姦未遂に変更されたものの、事件から長期間が経過していたこともあって、被告人側はアリバイの存在を証明できなくなった。

裁判では犯行があったとされる日に台風が接近していて大雨洪水警報が発令されていた事もあったため、犯行当日の天気に関する証言もとられた。




最終的に、2009年4月13日に主犯格の少年らに懲役1年6ヶ月の実刑判決が下され、服役することになったが、少年や家族らは無実を訴え続けていた。

彼らは2010年夏に出所し、2011年末には静岡地裁沼津支部に被害者とされる女性に2000万の損害賠償を求める民事訴訟を提起したが、刑事裁判で有罪が確定していたため棄却。再審請求の道を模索しているとされているが、近年では続報も見られなくなっている。

この通り、事件での証言などが二転三転していることもあり、マスメディアでも多く取り上げられてきた事件が「御殿場事件」なのである。

(勝木孝幸 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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