UFO

元海軍将校、「水中UFOは米国の海洋安全保障を危うくする」報告書を発表!

近年、アメリカではUFO(未確認飛行物体)をUAP(未確認航空現象)と言い換え、重要な国防上の問題と捉えるようになってきている。しかし、注意すべきは空中の物体だけではない、と米軍の退役少将が警告して注目を集めている。

米海軍退役少将のティム・ギャローデット氏は、新たな報告書の中で「空中から水中へシームレスに移行する能力を持つUFOは、海洋安全保障に対する明確かつ緊急の脅威である」との懸念を表明した。

このような物体はUSO(未確認潜水物体)とも呼ばれており、一例として2019年にサンディエゴ沖で訓練中だった米海軍の艦隊に確認された物体がある。

当時USSオマハに乗っていた軍人の一人が撮影に成功、2年前にジャーナリストでありUFO研究家でもあるジェレミー・コーベル氏がネット上に暴露し、後に国防総省も本物である認定したものだ。映像では、謎の物体が高速で飛行し、水しぶきも立てずに海に入っていった一部始終が記録されている。




これらの証拠を踏まえ、ギャローデット氏は次のように語る。

「説明のつかない特徴を持った未確認物体がアメリカの水域に入り込んでいるのに、国防総省がほとんど認めていないという事実は、政府が全領域の異常現象について知っていることをすべて共有していないことの表れである。パイロット、信頼できる観測者、そして校正された軍の計測器は、人間が作ったものでは不可能な速度で加速し、空と海の境界を横切る物体を記録してきた。安全保障と科学的課題に対応するために、UAPとUSOは国家海洋研究の優先事項に昇格すべきである」

現在までのところ、UFO(UAP)現象に関する公式報告は、これらの物体が地球外起源であることを示唆する程度で止まっているものの、これらの物体が何なのか、あるいは誰がコントロールしているのかは、依然として不明のままだ。しかし潜在的な安全保障上の懸念を含んでいることも米軍は把握している。

今後は空だけでなく、海からの脅威にも一層の警戒を行っていかなくてはいけない時期に来ているのかもしれない。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Basanta MondalによるPixabayからの画像