UFO・UMA

アルゼンチン伝説の怪物『ナウエリート』100年記念、ウォーキングツアー開催

湖に住むUMAといえばスコットランドのネス湖のネッシーが有名だが、他の国や地域でも様々な同様のUMAが報告されている。例えばアルゼンチンのナウエル・アピ湖に住むと言われている「ナウエリート」もその一つだ。

ナウエリートは1922年、カナダの新聞に掲載された記事によって初めて広く世界に向けて紹介された。

その記事では、ジョージ・ギャレットという男が、10年ほど前にナウエル・アピ湖を訪れ、プレシオサウルスのような生物が水面から出てくるのを目撃したと記されている。

その後2人目の人物が同じ生物らしきものを同時期に目撃したと名乗り出た。ナウエリートに関する2つの別々の証言はある種の熱狂を呼び起こし、やがてナウエリートを捜索する探検隊が湖を訪れた。

捜索の結果、ナウエリートやそれに類似する水棲獣の痕跡を発見することはできなかったものの、それ以来アルゼンチン版ネッシーのナウエリートは有名になり、ナウエル・アピ湖には観光客も殺到。




現在では湖はラ・ラグーナ・デル・プレシオサウリオ(プレシオサウルスのラグーン)とも呼ばれている。

100年以上にわたって地元の文化の一部となってきたナウエリートは、現在「ラグーンのプレシオサウルス」と題された大規模なガイド付きウォーキング・ツアーの目玉となる予定だと伝えられている。

1月20日にスタートするこのツアーでは、1922年にナウエリートを探しに行った探検隊が再現され、この物語がこの地域に与えた文化的影響についても深く知ることができるという。

地元当局はこのユニークなウォーキング・ツアーが「アドベンチャー・ツーリズム」市場を開拓し、謎の生物を探すために湖に新たな人々を呼び込むことを期待しているとのことだ。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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