アンティークな赤ちゃんの人形がある。
青い目で少し口を開け微笑んだような表情をしており、生々しいがあどけなく可愛らしいものとなっている。しかし、経年劣化で顔には大きなヒビが入り、また所々汚れているせいで痛々しく、また恐ろしげな外見になってしまっている。
この人形の名前は「マンディ」といい、カナダの美術館に納められている。
このマンディは”呪われた人形”と呼ばれている。
マンディは1910年にイギリスのある家庭に迎えられたが、その日から子供のすすり泣く声が聞こえ始めた。気味悪がった持ち主はカナダのブリティッシュコロンビアに住んでいた知人に譲り渡し、様々な経緯をへて現在の美術館に収められる事になったのだという。
マンディは美術館に所蔵されている他の人形とは離されて展示されている。何故か、マンディの側に他の人形を置くと知らないうちに傷が付くなどして破損することが多かったためだ。
また、撮影しようとしたカメラが誤作動を起こすなど異変が頻発したため隔離されることになったのだという。だが、この人形と目が合うと発狂する等の噂は止まることがなく、現在でもネットを中心に恐怖の人形として恐れられ続けている。
怖いもの見たさなのか、マンディそっくりの人形がネットオークションに出て高値で取引されたこともあったそうだ。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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