
アトラスではこの秋から妖怪に関して積極的に収集している。現在アトラスで収集している現代妖怪は次のようなものがある。「八尺さま」「めかぁ猫」「むしゃくるさま」「口裂け女」「ミカサ」「テンポポ様」「挑戦ババア」「ゴム人間」「コイヌマ様」「笑い女」「包丁さま」「顔野菜」「蓑坊主」「白ん坊」「ヒサル」「朽縄さま」「ムシリ」「とわとわさん」「隙間さん」「人面犬」「のどかみさま」「アカマネ」「ぐにゃぐにゃおばさん」「トイレの花子」「大根さん」「口裂けヨン様」「えんべさん」「ヒギョウさま」などである。
この「ミヤウチ様」も旧家の奥座敷や庭に祀られている「屋敷神」が現代風にアレンジしたものだと推測される。このような事例は他にも多数あるのだろう。
ある地域に存在する旧家に祀られている存在が「ミヤウチ様」である。正式な名称はあるのだが、その家族からは「ミヤウチ様」と呼ばれている。 旧母屋に祀られており、米俵・酒・塩などが供えられており綱が張られている。毎回食事が家族の総人数より、一膳多く用意され、それが供えられている
投稿者は子供の頃、「ミヤウチ様」に祀られていたお菓子を無断で食べてしまい、奥座敷に謝りに行ったところ、部屋いっぱいの巨大な顔と出会ってしまった。ヒゲを蓄えた大きな瞳が印象的であったと言う。泣いている子供の投稿者に対して「泣くな」と若い声で話しかけた。
投稿者の曽祖母は、突然倒れたり、徘徊したりする時期があったが本人にはその記憶が全くなかった。霊能者の見立てでは何者かに憑り憑かれているらしかったが、「ミヤウチ様」の部屋で寝るようになったところ奇怪なことが起こった。中庭に猿のような化け物が出現し、時々四つん這いになりながら迫ってきた。すると巨大な手が伸びてきて、この怪物をつかんでどこかに捨ててくれたらしい。
この話は、伝承妖怪で言うならば「足洗い屋敷」と呼ばれる妖怪現象と似ている。これは天井から強大な足が降りてくる現象であり、足を洗ってやると静かに引っ込むと言われている。
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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
イメージ画像©写真素材足成