奈良県吉野町にある窪垣内集落では、昔から犬を飼わないという風習がある。ただ犬を飼わないだけではなくて、神社の狛犬さえいないのだ。
関連記事
それにはこんな伝説が残されている。
壬申の乱(じんしんのらん)で勝利し、天武天皇として即位した大海人皇子が、かつて敵に追われ吉野川沿いに逃げてきたことがあった。老夫婦が皇子を船の下に隠したが、敵が放った犬が皇子の匂いをかぎつけ、吠えたてた。 このままでは敵に見つかってしまうと危惧した老夫婦は赤い石を投げて犬を殺してしまったという言伝えがある。
そのため、その集落では犬を飼うと不吉なことが起こるようになったと言われている。近年でも犬を飼った家が火事になったと言われているのだ。
こんな場所に、芸人の千原ジュニアとゆりやんレトリィバァが特番で取材に行ったという。
よくよく考えたらゆりやんレトリィバァという名前は犬の名前である。いくらゆりやんの出身地が吉野郡とはいえ、犬の名前を名乗っている人物が、犬を飼ってはいけない集落に入る事はなんて失礼なこと・・・というか、かなりマズいのではないだろうか。
(馬鹿拓郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
画像©PIXABAY