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TBS「公開大捜索’18春」和田竜人さんで再注目!? 酷似「新潟少女監禁事件」





1月31日の19時からTBS系列にて放送された「緊急! 公開大捜索’18春」にて出演した25歳の男性。彼は2014年に愛知県弥富市で保護されたのだが、それまでの間見ず知らずの男性に17年間軟禁されていたと証言している。

番組中では和田竜人という仮名で登場していたが、彼の顔や証言から考えていくと、今から29年前に四国で行方不明になった4歳の少年松岡信矢くんに似ているのではないか、という情報が出てきてネット上で話題になっていた。

結局男性が本当に行方不明になっていた少年なのかは現在不明であるが、両親が捜索願を出しているため、両親とDNA鑑定すれば判明すると見られている。

類似の事件は近年でも報告されていた。




2000年1月に発覚した新潟少女監禁事件がそうだ。2000年1月28日、新潟県柏崎市にてある家の母親が長期の引きこもり状態である息子の家庭内暴力がひどいとかかりつけ医に訴えた。

男性はかねてより向精神薬を処方されていた事もあり 医療関係者や市職員が強制入院措置のために男性の家に出向いた所、部屋にあったベッドの毛布の中から少女を発見。彼女は後に1990年11月13日に新潟県三条市で誘拐された当時9歳の少女だと判明、部屋に引きこもっていた男性による長期の誘拐監禁事件が判明した。

彼は乗用車で移動中、下校中の少女を発見し「可愛かったし周囲に誰もいなかった」ために誘拐し、日頃二人暮らしをしている母親に見られないように少女を抱えて自室のある家の二階に運んだ後、何食わぬ顔をして帰宅したように装ったという。

犯人は少女をナイフやスタンガンで脅し、また脅迫や手足を縛るなどの暴行を続け少女から脱出や抵抗の意思を奪った。また食事も一日に一食、排泄も制限され、不潔な環境にあったにも関わらず、入浴は長い監禁期間の中で1回のみであった。

性的暴行こそ無かったものの、少女は常に命の危険を感じていたといい、少女の母親に対して犯人について「憎いとか怖いとか、そんな感情を出すのがもったいないほど、最低の人だ」と語ったという。

この事件は監禁期間が約9年2カ月という長期に渡っていたことや 、事件に関わる新潟県警の捜査不備や不祥事が次々と発覚したことなどから社会的注目を集めた。

2002年1月22日、 新潟地方裁判所は犯人に対して懲役14年の判決を言い渡している。

その後、少女は成人式に出席したり、家族旅行に出かけるなど、日常を徐々に取り戻しつつあるとされている。

TBSで放送された「公開大捜査’18春」に出演した和田さん関連の記事はアトラスにおいて次のようなものを掲載している。「和田竜人さんの眉毛の上にある傷、メモに書いたS61と言う文字の謎」「和田竜人さんの正体は、三重県のコンビニ店員北沢さん」「監禁おじさんの住所が判明」「和田竜人さんと松岡くんのお父さんのDNA鑑定3日に行われていた」「和田竜人さん松岡さん一家のDNA鑑定中止、北朝鮮の影」「和田竜人さんの通っていた歯医者の歯科助手が名乗り出た」「和田竜人さんは松岡伸矢君なのか」などが代表的な記事である。

(田中尚 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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