「まさに命懸け…」インフルエンザ対策で悩むアイドルライブの現状とは?

 人気アイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバー松野莉奈さんが2月8日、急死したことが所属事務所から発表された。18歳だった。

 松野さんは2月7日、出演予定だったライブをキャンセル。自宅にて休養していたが翌8日に容態が急変。病院に搬送されたが死亡が確認された。
 所属事務所のスターダストプロモーションは現在の状況について「死因含め、遺族の方に確認中です」と答えていたが、死亡が報じられた直後にネット上では松井さんの死因はインフルエンザの重症化ではないかという推測が拡散されている。




 とりわけ、インフルエンザの発症時に解熱剤を飲むことで身体にダメージを与え死に至ることは今までにも何例か確認されている。
 多くはインフルエンザを早く治そうと考え、市販の解熱剤や痛み止めなどを大量に服用することで余計にリスクが高まるといわれている。
 実際に松野さんの死因について事務所から正式な発表があったわけではないが、他のメンバーからも「真面目で責任感が強い」と言われていただけに、病気を早く治そうと考え、無理をしてしまった可能性は十分に考えられる。

 現に、アイドル業界では1月~2月のインフルエンザシーズンは「体調管理がもっとも大変な時期」といわれ、アイドル本人ほか事務所全体でインフルエンザ対策を行う。
 アイドルライブでアイドルはマスクをするわけにはいかず、またスタッフなどが密集した狭い楽屋では、ただ一人のインフルエンザ患者がいるだけで出演する全てのアイドルが罹患(りかん)する可能性が高く、出演者の半分以上が欠席、最悪のケースとしてはライブ自体が中止になることは珍しいことではない。




 そのため「少しでも症状を感じたら遠慮なく休んでほしい。お客さんも無理に来ないで欲しい」と、あるアイドルプロデューサーは語り、この時期に行われるライブ興業は金銭面および健康面の両リスクが高いといわれる。

 松野莉奈さんのご冥福を心からお祈りします。

(ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

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