ライターや編集者の定年は50歳と言われている。
それ以上の歳になるとトレンドやブームについてこれず、取材ネタや企画が古くなるからだ。
50歳を超えて活動できるライターや編集者は一部の腕利きだけである。
しかし、中には勘違い野郎がいる。
特に人気雑誌の編集長が思い違いに陥りやすい。
自分の実力ではなく、会社の社員としてたまたま編集長を務めた雑誌が売れただけなのに、それを自分の力量だと思い込み、ライターや読者が媚びてくるのも自分の権威だと勘違いしてしまう。
そんなふうに取違いした元有名雑誌の編集長C。
今やただの勘違いオジさんに過ぎないが、web番組や自分のイベントに元編集長だった時の雑誌の名前を出しまくっていた。
当然、元居た会社でも勘違いして後輩たちに威張りまくっていたため、「もはや関係者ではないので雑誌名を無断に使うな」とお達しを受けてしまった。さんざん今までに虐めてきた後輩に辞めたあと復讐されてしまったのだ。
この元編集長ほど惨めなものはない。
(大山 朱姫 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)