「阪神淡路大震災の2週間前に見た地震雲」

山口先生、愛夢さん、スタッフの皆様今日は。かわらんべです。

私は特別な力は全然ありませんが1995年の阪神淡路大震災の起きる日を当てたことがあります。

当てたと言ってもこれはあくまでも私個人の観測によるもので、予知夢あるいは突然にヴィジョンを見たとか言う形態のものでは無くあくまでも予測です。

私はワンパブリッシング(旧学研)発行の雑誌ムーを毎月購読しております。この中に地震雲の特集があり、内容は雲の形で事前に地震がどの地域で起き震度の規模がある程度わかるのではないかと言うものでした。

私はがぜん興味惹かれ、それから地震雲の観測を始めました。ムーの創刊時から(最初は不定期に発行していました)必ず買っていたので、ムーにはちょくちょく地震雲の特集などがあり、観測にはそれらの記事や写真などを参考にしていました。

地震雲というものは気象庁で現段階では認識しておりませんので普通の生活でいれば、そんなものはただのデマと言われるものです。でも地震雲は嘘だということも証明されておりません。なので私は観察を続けていました。

しかし本当の地震雲というものはなかなか現れません。令和の現在でよくSNSに地震雲や天変地異の前触れだとやたらにスマホの写真がアップされていますが、殆どは飛行機雲や季節的に生じる雲に夕日や朝日が反射しているものが多いです。

ムーで読んだ内容でいろいろな形の地震雲の形状がありましたが、特にイコールの形に出る雲はかなり強い地震が来ると予測できると書いてありました。上下に2つ並んでいる雲の形で、今までも、いくつか見ていますが風か飛行機雲、すじ雲などでほとんどが自然現象でした。

そんな中、1995年1月3日の午後3時すぎに買い物帰りの車窓から巨大な雲が目に入りました。

真正面では無く右よりに見えたので、よく観察しようと近くに車を止め、あらためて見てみますとその雲は、蛍光灯やチョークのような形をしていました。ギリシャのパルテノン神殿の円柱を空に2本平行に並べた形で3Dの立体感が手に取るようにわかるほど形がくっきりハッキリしていて、そのエッジがばかに直線的だったのを覚えています。

このような雲は今まで見たことがありませんでした。これまでの観測で私は、これが本当に地震の前触れの地震雲かそうでないかを、自己流に定義していまして地震が起きる判断に使っていました。以下がその内容です。

本物の地震雲と判断するには、地震雲が観測された当日から3、5、7日目に地震が発生すればあたりと判断します。この時の震度は2から3の中(ちゅう)くらいです。

必ずとは言えませんが私の独断では3日5日7日の周期で来るのはかなり高い確率です。

この1月3日にこの雲を見て、前述した周期で、1月6日、1月8日、1月10日に私の地元で震度3の地震がそれぞれ発生しました。観測した周期の7日間に震度3の地震が3回発生した、私が観測した例でこの連続で地震がキッチリと7日目にきたのはこの時が初めてでした。

私は、7日目の地震から次は7日の周期で来るのではないかと予測しました。

この予測は、最初の日から数えて2週間後の1月17日に関西方面で、かなり強い地震が(震度4から5位が)発生すると判断しました。なぜ関西方面かというと最初にこの雲を観測した1月3日当日、私の地元から雲が南西方角(名古屋方面)に見えたからです。




そして1月17日に、あの阪神淡路大震災が起きてしまったのです。

私の独断として家族には1月17日に強い地震が来るので気をつけるように言いました。家族は地震雲のことは私がちょくちょく当てるので理解していたようで、「当たってしまったか、こんなに大きな地震が来るとはなあ」といっていました。

神のお告げを聞いたという特別な力があるわけでもない私ですが、地磁気の変化、プレートの間の軋轢摩擦により電気が生じそれが水の分子に作用しその上空(電離層)に収束して雲を作るなら、地震雲ができる仕組みも間違いではないと考えていたのですが、最近次の文献を入手しました。

『トルコ北西部で1999年に起きた地震で、発生直前に震源域の地盤の電気抵抗値が急激に低下し、電気が通りやすくなっていたことが分かったと、東京工大火山流体研究センターの本蔵義守特任教授(地震電磁気学)らが発表した。岩石間に含まれる水の状態が変化したためとみられ、本蔵氏は「地震の前兆現象に関係している可能性があり、他の地震でも同様な現象があるか観測データを集めたい」と話している。』という記述です。

また次のような現象も認定されているようです。

1、地震前から地震直後には特定のパターンで震源域から電波または電流が発生している。したがって、その電波を捉えることができれば、地震予知ができる可能性が高い。

2.地上で観測できる電波は、超長波が主体である。

3.地震で発生する電波は、岩盤の崩壊による圧電効果が主となっている可能性が高い。地震前後に発生する諸現象:電磁波発生、大気発光、大気電界、電磁界変動、電離層変化等がある。

私は阪神淡路大震災が私の独断の観測でその地震当日が分かったのは本当に類稀なる偶然だと思います。被害に遭われた方々のことを思うと予測が当たっても全然良いことではないからです。

地震雲はまだ観測していますが、この時の雲の写真はスマホ以前の時代だったので撮影する事はできなくて本当に残念でした。

「最近地震雲を見た!」とか「大地震Xデーは○月だ」というデマがSNS、ユーチューブで多く散見しますが、色々な方面から科学者がデータを取り地道に実証していく努力を知らないで、やたらに不安を掻き立てる、扇動する輩のなんと多い事か。いい加減にしろと言いたくなります。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 かわらんべさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Animal PlanetによるPixabayからの画像

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