本アトラスでも何度か紹介しているモスマン(蛾人間)は、米国で最も有名な部類に属する飛行UMAと言っても過言は無い。
別名「ザ・バード」とも呼ばれ、間隔が離れた赤い目玉に、大きな2つの翼を持ち、首がないのが特徴である。「キィキィ」と鳴いて、時速100キロから、異説では160キロの飛行速度で自動車を追跡したという。
また不気味なことだが、アメリカの未確認生物研究家ローレン・コールマンの仮説によると「モスマンは人の死を予言できる。或いはモスマンの出現は不吉の前兆である」というのだ。事実、モスマンと遭遇した者には近いうちに死が訪れると言われており、1970年にモスマンを目撃した女性はその後すぐに死亡しているという。
”モスマンの呪い”によって引き起こされたと言われている事件のうち最も有名なものは、モスマンが初めて目撃された1967年に発生した「シルバー・ブリッジ崩壊事故」である。ポイント・プレザントとオハイオ州カノーガを結ぶこの橋では、崩壊直前にモスマンが目撃されているのだ。
そんなモスマンの非常に鮮明な姿が撮影されて注目を集めている。しかも、撮影された場所は一番初めに目撃された土地、ポイントプレザントの町なのだ。
この画像は地元に住む人がハイウェイ2号線を走行中、樹木から樹木へと飛んでいく黒い奇妙な生き物を目撃。写真に捉えることに成功したというものだ。
確かに全身が黒く、背中に大きな翼がある事が解る。何より特徴的なものは、その長い足だ。本アトラスでも何度かモスマンらしき生物の姿が捉えられたと紹介しているが、本来のモスマンは人間のような長い二本の足でハイウェイを走る車を高速で「走って」追いかけてくるものだ。今回撮影されたモスマンは、正しく当時目撃されたモスマンと姿も形も、何もかもがうり二つなのである。
この写真に写ってしまった物が本物のモスマンであったならば、再びポイントプレザントの町で何かが起きてしまうのだろうか?奇しくも2016年は大統領選挙等、アメリカでも大きな事件が幾つも起きている。
多くの人々が今後何が起きるのか、注目している。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)