タグ:鳥山石燕
-
冬や雪に纏わる妖怪というと、日本では雪女のイメージが強い。だが、江戸時代の絵師・鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』には雪の中、杖をついて歩く腰の曲がったお婆さんの妖怪「白粉婆」が登場している。
解説文によれば、この白粉…
-
わいらは鳥山石燕の『画図百鬼夜行』にて紹介されている妖怪。
木の陰からぬっと上半身を覗かせた様子が描かれている。犬に似た顔をしており、大きな口からは牙が生え、また大きなかぎ爪が一本あるだけの特徴的な前足をしている。…
-
古庫裏婆は鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にて紹介されている妖怪だ。
一見、自室で食事しているだけの老婆に見えるが、彼女がおひつから取り出して口に運んでいるものは人の髪に見える。
絵に添えられた解説文は「僧の…
-
油赤子は江戸時代の絵師、鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」にて紹介されている妖怪。身分が高い人が寝ている側で、短い髪の子供が行灯の皿から油をなめている様子が描かれている。
絵の隣に書かれている説明文によれば、むかし滋…
-
倩兮女(けらけらおんな)は江戸時代の文献、鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にて紹介されている妖怪である。
着物姿の中年女性が片手で口元を隠し、もう片方の手は手招きするような仕草(現代でも話し好きの中年…
-
青坊主は江戸時代の絵師、鳥山石燕の「画図百鬼夜行」にて紹介されている妖怪である。
草庵の下にたたずみ、僧侶の法衣らしきものを着込んだ一つ目でざんばら髪の妖怪の姿で描かれている。しかし、解説などは一…
-
白容裔は鳥山石燕の『百器徒然袋』にて記された妖怪である。
古い布巾が化けて妖怪になったものと説明されており、あちこち裂けたぼろ布が龍のような姿をとっている様子で描かれている。
よく近年の書籍では古い雑巾や布巾…
-
今でも人を呪う方法として有名な「丑の刻参り」。江戸の妖怪絵師鳥山石燕は、この儀式を妖怪と非常に縁が深い物と考えてか、「今昔画図続百鬼」にて紹介している。
夜中の二時、つまり丑の刻に行う儀式であり、顔に白粉を塗り…
-
心残りがあって立ち去りづらい時のことを「後ろ髪を引かれる」と言う。後神はそんな時に出てくる妖怪のようだ。
後神は江戸時代の絵師、鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」には柳の枝に被って現れる幽霊のような姿をした妖怪として描かれ…
-
※本コラムはゲーム作品「妖怪ウォッチ1~3」をアカデミックに解析し元ネタの特定ほか妖怪伝承について解説していくコーナーです。
晴れてほしい肝心なイベントやお出かけの時に、ある人がいると必ず雨が降ってしまう・・そんな…