
最近の人工知能の発展により、人工知能(AI)が幸せやその他の感情を偽ることができるほどの知能を持つようになった、という驚きの発表がされた。
例えば、コールセンター等で交わされる通話は現在では記録される事が普通になっており、オペレーターの積極性や「幸福度」は評価の査定の基準にもなっている。
これらの膨大な通話データから人間のポジティブ、ネガティブな感情を音声認識を通す事でAIが学習、通話相手の感情の状態をランク付けできるようになり、会話botが相手に対して同情をみせたり、心を落ち着かせるアドバイスを伝えられるようになるなど、適切な対応を提供することができるようになるという。
アメリカのプリンストン大学の研究で「AIの進歩の結果余剰人員が産まれるリスクが最も高い20の職業」が発表されたが、それによると「コールセンターの従業員」が最も失業のリスクにさらされているという。
イギリスの通信大手であるBT(旧ブリティッシュ・テレコム)グループは現在約13万人の従業員を抱えているが、2020年代末までに75000~95000人にまで減らす計画を立てている。同社は「より少ない労働力」と「削減されたコストベース」に依存し、プロセスのデジタル化を図りたいと述べている。
BTグループの最高経営責任者であるフィリップ・ジャンセン氏は「高度なAIは同社の変革計画の重要な部分である」と述べる一方で、「AIへのシフトが、顧客が『ロボットを相手にしている』と感じるようになる事を意味するものではない」と強調。また「新しいテクノロジーは、最終的には新しい雇用を生み出します」と述べている。
現在はAIという新しい技術が社会に浸透するまでの新たな移行期間と言えるのかもしれない。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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