夜なのに昼間のように空が明るく…オーストラリア北東部に隕石が落下した瞬間!

今月20日、オーストラリア北東部、クィーンズランド州に隕石が墜落。その一部始終が防犯カメラに捉えられていた。

現地からの映像では、夜9時21分頃満天の星空に一筋の流れ星が落ちたかと思うと、大きな光を発し周囲が昼間のように明るくなる様子が写し出されている。

また、ケアンズ空港の公式インスタグラムが公開している映像では、ライトに照らし出された空港の後ろに、雲を突っ切りながら明るい流れ星が落ちていく。その物体は山の向こうに消えてしまうが、地面に衝突したのか閃光が走り、画面全体が真っ白に飛んでしまうほど強い光が放たれる。

この動画について、専門家は恐らく大気中で燃え尽きなかった隕石が地上に落下したものとみられるとのことだ。一部メディアの報道によれば、この隕石の大きさは直径50センチから1メートルほどだったのではないかと推測されているという。




似た事例では2013年2月15日午前9時頃に発生したロシアのチェリャビンスク隕石の衝突がある。この時は午前中の衝突であったが、外が一瞬で明るくなり、衝撃でガラスが割れたりするなどの物的・人的被害も発生していた。また、今から3年前の2020年7月2日未明、千葉県北西部習志野市周辺に落下した習志野隕石も記憶に新しい。この時も非常に明るい流星である火球や爆発音が確認されるほどであった。

ちなみにチェリャビンスク隕石は直径17メートル、質量1万トンの小惑星であったが、大気圏突入時に大半が蒸発して直径数メートルから10メートル程度まで小さくなっていたと考えられている。今回クイーンズランド州で確認された隕石については、今のところ地上で被害の情報は報告されていないようだが、地元当局が被害の確認と落下した隕石の捜索にあたっているそうだ。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 ANNnewsCH / YouTube

 

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