何百人もの人々が目撃!29年経った今も謎多き「ミシガン湖UFO集団目撃事件」

今から29年前の1994年3月8日、アメリカ・ミシガン湖の上空に奇妙なものが出現、何百人もの人々が目撃するという事件が発生した。この事件は、今日でも歴史上最も興味深い集団UFO目撃の1つとされている。

ミシガン湖のほとりにある町グランドヘイブンに住むシンディ・プラヴダさんは、その夜「空に4つの奇妙な光を見た」と証言している。

「時間にして30分ほどでしょうか。謎の光を見ていると、左端のものが個別で移動していきました。その発光体は高速道路の方に移動し、また同じ位置に戻ってきました。すると右側の発光体が瞬く間に消え、やがてすべての発光体が消えていきました」

この発光体はミシガン湖の海岸線約320キロに沿って目撃されている。例えばミシガン州ホランド在住のグレイブス夫妻と息子のジョーイくんは、同じ日の夜に同様の発光体を目撃したという。

「通りの向こうの納屋の上の窓から6つの光が動いている様子を見ました。それらは赤と白に光りながら動いていました」と息子のジョーイ・グレイブスさんは当時を振り返って証言している。




このミシガン湖UFO集団目撃事件は一般市民だけでなく、警察官や地元の気象チームも目撃していたことからかなり信憑性が高く、説得力のあるUFO事件だとされている。ホランド警察のジェフ・ヴェルスース巡査は「青、赤、白、緑に光る5~6個の物体、またいくつか円筒形の物体を目撃した」と証言しているし、マスキーゴン郡の国立気象サービス事務所に所属するレオ・グレニアー氏は、問題のUFOが目撃されていた時に「いくつかの未知のエコー」がレーダーで拾われていたことを明らかにしている。

「その日、私の部下はレーダーを見て、警官が空に浮かんでいる奇妙な物体の動きを説明しているときに3つのエコーが出ていた事を確認しました。その物体の動きはかなり不規則でした。エコーは約15分表示されており、ゆっくりと南南西に漂いながらミシガン湖南端のシカゴ側に向かっていきました」

各々が目撃した地点が別々であるため、証言に多少の違いはあるものの、これほどまでに多くの人々に目撃されたUFOは他にない。しかし未だに、これらの目撃情報に対する決定的な説明は出てきていない。果たして、彼らは何を見ていたのか。真相が明らかになる日は来るのだろうか。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Joelee Creative / Adobe Stock

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る