
まずはこ上の画像を見てみてほしい。森の中に設置され、動物の動きを捉えるトレイルカメラのものなのだが、明らかに動物ではないものが映っている。
体こそ長袖の服を着た人間のように思えるが、頭部は白く光る目に歯をむき出しにした骸骨を思わせる異様な形状の口とホラー映画に登場する怪物のようにしか思えない。
地元の人々に人食いの怪物「グール」のようだと話題になった、この生物の正体はなんだったのか。
発端はこのカメラが設置されたワイオミング州エバンズビルという地域にて、共謀な大型のネコ科の生物マウンテンライオンらしき足跡が発見されたことによる。今月初めに地元の保守作業員が、地域を流れる川にかかる橋の近くにマウンテンライオンのものらしき大きな猫の足跡を見つけたとの報告を受け、町の警察署は警戒を強めるためにトレイルカメラを設置。
さらに公式Facebookで「エバンズビルの川沿いの荒野を走るものの写真です」というメッセージを添え、カメラによって捉えられた生物たちの写真を公開した。
大半の写真は七面鳥やスカンクなど様々な野生動物が写っていたのだが、その中に三枚だけ前述した怪物のような顔をした不気味な人物が写った写真が含まれていたのである。しかも、この画像について警察署が一切言及しなかったことから地域の人々の憶測を呼ぶ結果となった。
ちなみに、さすがに森の中に怪物が潜んでいると考える人よりも、「何かのいたずらではないか」と考える人が多かったようだ。
そして多くの住民の想像通り、エバンズビル警察署長であるマイク・トンプソン氏がこの怪人物について「町のハロウィーン・フェスティバルからヒントを得た扮装である」ことに言及。住民はパニックにはならずに住んだようだ。
画像 Evansville WY Police Department / Facebook