
UFO史やオカルト史に残る有名なUFO写真や動画は幾つもあるが、正体不明と言う結論が下される画像や映像は極端に少ない。そのため、UFOの研究は数多のフェイクや誤認との戦いでもあると言える。
だが、そんなUFOを捉えたとされる写真や動画の中にも、本物かもしれない可能性のあるものが存在している。先日、海外のポッドキャスト番組「The Joe Rogan Experience」にUFOをめぐるドキュメンタリー映画「The Phenomenon」を撮影したジェームズ・フォックス監督が出演。「世界で最も説得力のあるUFO映像」と称される動画を、とあるYouTuberが所有していると発言して注目を集めた。
問題のUFO動画はUFO研究家のチャック・クラーク氏が所有していたもので、数十年前にネバダ州の砂漠で2人の男によって撮影された映像だったという。その後、YouTuberのローガン・ポール氏が映像の存在を知り、クラーク氏に10万ドルで購入したいと打診。しかし断られてしまったため、クラーク氏を説得して映像を再生してもらうことにした。このとき、彼は隠し持っていたカメラでUFO映像を密かに録画することに成功したのである。
当然、この隠し撮りは法に触れる可能性が高いため、ポール氏も公開は控えているそうだ。
どんな動画なのか、本当に信憑性が高いと言える物なのか気になる所だが、フォックス氏は数年前にポール氏の動画を見せてもらったというのだ。彼の記憶によると、オリジナルの映像は走行中の車内から撮影されたもので、突如頭上に現れた物体にパニックになる2人の姿が映っていたという。
「動画に映っていたうちの1人が、『私たちの上を越えている!私たちの頭上を越えている!』と叫ぶと突然、車の内側が明るくなりました。しかし光源は車の上にあるのが解りました。彼らは車を停め、一人が車を降りて観察してみたところ、謎の物体が “石でもぶつけられそうなほど低い “位置に
浮かんでいる事が解りました。物体の表面はリンのように光っており、黄色っぽいオレンジ色でまるで生きているかのように明滅していました。それが円盤であることは映像でもはっきりとわかりました。こんなものは見たことがなかった。そして、その物体はは不安定にぐらぐらと揺れました」
残念ながら、いつどこで、誰が撮影したものであるかははっきりしていないとのこと。しかし、フォックス氏の証言からもなかなか臨場感の感じられる内容だった様子がうかがえる。
この放送がきっかけでオリジナルの動画が公開されたり、UFOを間近で目撃したり撮影した本人達が名乗り出てきて欲しいものである。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像t: Sergius Ghost on Visualhunt.com