2009年発行のコイン、オークションで元値の460倍で落札された

3月、海外のオークションサイトeBayにて珍しいコインが高額で落札された。

それはイギリスで2009年に発行されたキューガーデン50ペンス硬貨。コインにはロンドンのランドマークであるキューガーデンに建つ、中国式のパゴダに蔦が絡み付いた図案が裏側に刻まれている記念硬貨だった。

比較的新しい記念硬貨であるが、流通量はわずか数千枚であったため、現在コレクター垂涎の的となっている。

このコインの美品が3月5日にeBayに出ると、まず99ポンドの値がついた。しかし出品からわずか1日で100ポンドの大台に乗り、最終的には26回の入札を経て234ポンドに到達。落札者は送料7.65ポンドを追加した合計で241.65ポンドで競り落とすこととなった。

その後、同じキューガーデン50P硬貨がオークションサイトに出るようになったが、やはり数はかなり少ない様子。オークションでは状態によって160ポンドから230ポンドの間で取引されるため、今や多くのイギリス国民がこの記念硬貨を持っていないか財布や家の中をひっくり返しているとか。

この記念硬貨の価値が高騰している理由には、2019年に王立造幣局が50p硬貨発行50年を記念して、再びキューガーデンをデザインした記念硬貨を発行したこともあるという。しかし、こちらの新しいコインはeBayで取引されても£70~£80の間であり、3桁の金額に到達することはまだないそうだ。

注:1ポンド=100ペンス

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像: eltpics on Visualhunt.com

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る