ノートルダム寺院、火災の修復作業で明らかになった建築方法

2019年、パリの象徴であるノートルダム大聖堂が火災に見舞われた。

幸いにも消防士たちの懸命な努力により鎮火となったが、歴史的建造物の修復にはまだ何年もかかると考えられている。その一方で、2022年には大聖堂の尖塔の下から14世紀にさかのぼる複数の棺が発見されるなど、歴史的・考古学的にみても非常に興味深い発見が相次いでおり、多くの専門家や研究家が注目している。

そして先日、ノートルダム大聖堂の修復に携わっていた研究者らが、大聖堂の壁面から新たな発見をして話題になった。




ノートルダム大聖堂の建設者は、石造りの強化のために何千本もの巨大な鉄のホッチキスを使用していたことが判明したのだ。

この鉄製ホッチキスは、現在知られている他の最古の例よりも古いものであると考えられている。

「ノートルダム寺院は、ゴシック様式の大聖堂の中で、石材の結合に鉄が大量に使用された、疑いようのない最初の建築物である」と考古学者たちは述べている。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 edmondlafoto / PIXABNAY

 

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