
海外では、超常現象調査官を自称して様々な心霊スポットに出向き、複数の機材を駆使して霊の存在を検証する人々が多数存在している。中にはちょっとしたタレントのように人気のある人もいるようだ。
Amazonプライムで人気を博している超常現象調査官のマット・パラノーマル氏もその一人。彼はアマゾンプライムでの番組『マット・パラノーマル Is There Anyone There?”』でも知られており、彼の率いる心霊調査チームは、英国で最も幽霊の多い場所を探索する。
彼は時折、心霊スポットでの調査の様子をライブ配信しているのだが、先日配信中に「幽霊によって怪我をさせられる」事態に陥ってしまったという。
3月8日、彼はレクサムにある彼のオフィスからALICEボックスと呼ばれる「人と幽霊との交信を助ける」ゴーストハンティング機器を使いながら、フェイスブックのフォロワーに向けて配信を行っていた。
だが、約1時間程度の生放送中に2回にわたって「暴力的」という言葉がどこからともなく聞こえてきた。マット氏は恐れる事無く「私に暴力を振るうのは構わない、全く問題ない。私に危害を加えたいのであれば、名乗り出てください」と呼びかけたが、配信中は取り立てて異変は起きなかったようだ。
しかし、その翌日のこと・・・マット氏はFacebookで驚くべき体験を報告した。
「昨晩、ALICEボックスを通して『暴力的』という言葉が2回出てきた!皆さんご存知の通り、私は(幽霊によって)暴力的なことが起こったり、襲われるのを死ぬほど楽しみにしていたのです!昨夜のライブが終わって、ドアを通り抜けようとしたらバーン!!!?小指に今までで一番痛い傷ができて、10分くらい血が止まらなかったんだ。これはオフィスを移ろうとした事に対する罰なのだろうか?」
ちなみに投稿には、実際に負傷したマット氏の手の写真が一緒に掲載されていた。ちなみに彼は近いうちにオフィスを同じ建物内にある別の部屋へ移動する事になっており、この時の配信が現オフィスで最後の配信だったそうだ。ちなみにこの建物は約200年前のジョージ王朝時代のもので、マット氏いわく「霊の一族」が住み着いているそうだ。配信中には何も起きず、終了後に部屋を出ようとして怪我を負ったと言うことは、やはりこの部屋ないしは建物に住む霊がマット氏に対して怒りを向けたということなのだろうか?
ホラー映画のような展開にも関わらず、意外にもマット氏はこの出来事に少しも失望したり怖がったりしていないそう。それどころか「霊に襲われることを8年間待っていた」とまで言っており、今回の事態についても「どちらかというと興奮している」と述べ、今後も精力的に心霊調査を行うと前向きになっているそうだ。
(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)