
ヨーロッパ各国が共同で設立した宇宙開発・研究機関であるESAが非常に興味深い広告を出して注目を集めている。それは「宇宙探検家」の志願者を募集するという、非常にわくわくする内容のものだった。
気になる広告の文面は次の通り。
「2023年、ESA(European Space Agency)は私たちのチームに加わる200人以上の新しい仲間を募集します。私たちはすべての人の利益のために宇宙の平和的な探査と利用という使命をサポートします。私たちは地球を見守り、刺激的でユニークな宇宙プロジェクトを開発・打ち上げ、宇宙飛行士を訓練し、科学技術の限界に挑戦し、宇宙に関する大きな疑問への答えを探します」
先日、日本のJAXAが行った宇宙飛行士の募集・選抜を思い出して頂ければ解りやすいかもしれない。昨年4月から実施されたJAXAの宇宙飛行士選抜試験では学歴・年齢が不問になったため過去最多の4127人が応募。選抜試験の結果、世界銀行上級防災専門官の諏訪理さん(46)と日本赤十字社医療センター外科医の米田あゆさん(28)の2名が選ばれる結果となった。
一方、今回のESAでは修士号レベルの資格を有している事が条件となっている。また長期間にわたって健康・体力テストを受け、視力に不調がなく、心理テストに合格しなければならないという厳しい条件がある。
それでも宇宙飛行士になりたいという人は多く、前回は23000人以上が応募しているため、今回も同様に人気が集中することが予想されるという。ESAの広報担当者は「宇宙活動への関心が高いことは非常に好ましいことですが、大量の応募を処理するには大変な労力が必要です」と今年も多くの人が手を挙げるであろう事を予想するコメントを発していた。
'Astronaut' is not the only out-of-this-world job at ESA. In 2023, we will be recruiting over 200 new colleagues to join our team. #ESArecruits
Today we meet the IT Team. Learn more about their work and challenges in the video below.
Apply today 👉 https://t.co/hK7PppIDFU pic.twitter.com/ySsFUAXS7a
— ESA (@esa) March 22, 2023
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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