米海軍元パイロット、目撃したUFOを政府に調査するよう要求

アメリカ海軍の元戦闘機パイロットの男性が、アメリカ領空のUFOを国家安全保障の脅威とみなして調査するよう政府に要請して注目を集めている。

元パイロットのライアン・グレイブス中尉は、10年以上F-18を操縦し、飛行教官も務めた人物だ。しかし自分や元同僚が何年もアメリカ上空で確認されている奇妙な物体について懸念を表明してきたものの回答を得られなかったため、ついに声を上げることにしたという。

「海軍にいたとき、私や同じ飛行隊の人たちは、今日まで続いている奇妙な物体との接近遭遇を多く体験しました」とグレイブス中尉はFox Newsに語っている。

最初の接触はレーダーとカメラで確認できたが、最終的には「目視でも確認できた」という。グレイブス中尉によれば「私の飛行隊の2機が並んで飛んでいたとき、奇妙な飛行物体の1つが彼らの航空機の間に入った」ことがあったという。

近くでその物体を目視した彼の同僚は「透明な球体の中に濃いグレーか黒の立方体」と表現したそうだ。この証言は既存のUFOの報告と比較しても独特といえる内容だ。

グレイブス中尉自身も数年前、2年間に渡って毎日バージニア州沖を飛ぶ「未確認飛行物体」を目撃したことがあると語っている。

「未確認飛行現象は、音速のマッハ1まで加速した。カテゴリー4のハリケーン級の強風(120ノット)にもかかわらず、動かずにその位置を維持することができた。翼、フラップ、エンジンなど、通常の航空機に類似したものはなかった。私は正式に訓練を受けたエンジニアだが、彼らが示したテクノロジーは私の理解を超えていた。これらは単なる風船ではなかった 」

グレイブス中尉は、このテーマに関する完全な議論を妨げているのは何よりUFO、または当局が正式にそう呼ぶ未確認航空現象(UAP)の考えに対する先入観が関係していると述べる。「UFOから連想されるエイリアンに関する仮説」といった先入観から、「未知のもの」という考えを切り離す必要がある、と彼は説く。




「メディアとして、不確実性があることを受け入れ、第一原理的なアプローチで見ることができるようになる必要があります。もし私たちがそれを安易にエイリアン等と結びつけた文脈で考えてしまったら、いつまで経っても真相を追求できず明後日の方向ばかり見てしまうことになるからです」

グレイブス中尉は、奇妙な物体は静止していることもあるが、非常に速い速度で動くこともあるとして「これらの物体は、平均して約0.6から0.8マッハ、つまり、その高度で約250から350ノットで進んでいることになる。 それらは一見、ある種の保持パターンにあるか、ただ単一の方向に進んでいるように見えるだろう」と語る。

UFOの背後にある真実が何であれ、グレイブス中尉は、この問題についてはさらなる調査が必要だと述べる。

「それは、ある種の敵対的なプラットフォームであるかもしれないし、国家安全保障の問題であるかもしれない。しかし我々は結局のところそれが何であるかを知らない。純粋な科学的な探求と好奇心からも精査し行動を起こすべきだ」と彼は語っている。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Rolffimages / Adobe Stock

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