イギリスのウェールズ地方在住のある女性が、有名な城の地下にあるトンネルにてまるで「幽霊のような人影」を撮影して話題になっている。

先月、エミリー・プライスさんは夫と一緒に有名な史跡でもあるカーディフ城へ観光に訪れた。城の地下に、第二次世界大戦中に空襲から身を守るために作られたトンネルを歩いていた彼女は、備え付けられたスピーカーからネヴィル・チェンバレンがイギリスの参戦を宣言した伝説的な演説が流れていることに気づいた。

興味深く思った彼女は記録のため、携帯電話を取り出して撮影を始めたところ、通路の前方に奇妙なものが動いているのを見つけたという。

その人物は「グレーと白のワンピース」を着ており、「まるで顔のない女性のようだった」と彼女は振り返る。夫妻はその人物がいた場所に行ってみたものの、その場所には誰もいなかったという。

城の地下道を抜けても周囲にはその人物と同じような服装をした人物は見当たらず、二人はさらに困惑した。プライスさんはこの体験を単なる見間違いとして片付けようとしたが、幽霊の姿が偶然にも動画に収められていたことに気づいたのである。

ちなみにプライスさん自身はどちらかというと超常現象に対して懐疑的で、自分の目で幽霊を見るまではこのトンネルで目撃された幽霊にまつわる話も知らなかったとのこと。

彼女がこの映像をSNSに公開した後、かつてこの城でツアーガイドを勤めていた人物から、「この不気味な異変は過去にこの通路で目撃された幽霊と似ている」という指摘を受けたという。

今回の体験は、彼女の超常現象に対する考え方を完全に覆すものではなかったものの、プライスさんは「カーディフ城のトンネル内で見たものが何であれ、それは永遠に私の中に残るだろう」と語っている。

There’s a full write up here for the detail of what happened. https://t.co/emlfa0IMHE

— Emily Price (@EPriceJourno) March 6, 2023

（田中尚　山口敏太郎タートルカンパニー　ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

画像: Michel Curi on VisualHunt.com