ロシア、UFOを発見して領空閉鎖…戦闘機がスクランブル発進!

2月末、ロシアのサンクトペテルブルク近郊にあるプルコヴォ空港の半径120マイル以内の空域が「付近に未確認航空機が出現した」との報告を受けて閉鎖される事態が起きていた。

複数のロシアメディアの報道によると、28日未明に「未確認飛行物体」、おそらく「大型ドローン」が空港上空で目撃された。

第一報では軍用機の領空侵犯が疑われていたため、この地域の空域は30分ほど閉鎖。「未確認飛行物体」の情報はフライトレーダーのウェブサイトにも示されており、サンクトペテルブルクに向かう多くの国内便が迂回させられたり、元の出発地に引き返されたりしていたという。




同空港はウクライナとの国境から約750マイル、サンクトペテルブルグから約14マイル離れた場所にあるため、戦闘機やドローンの可能性が高いとされたが、ファクトチェッカーのマヌ・ゴメス氏はツイッターにて「空港上空に未確認物体が現れたという複数の報告があった」と書いている。

そしてUFOを迎撃するため、少なくとも5機のロシア軍機が上空にいたと発言。現地の情報を伝えるサイト112によると、Su-35とMiG-31の2機の戦闘機が上空にいるという報告もあった。また、ロシア航空当局は、軍用機や救助機以外のすべての航空機の着陸を求める「カーペット」計画を実施したという。

これは通常、ロシア領空で未確認物体が発見された場合に実施される措置だ。

果たして、ロシア上空で確認された物体は何だったのか。恐らくだが、やはりエイリアンの乗っているUFOではなく軍事用ドローン(無人機)などである可能性が極めて高い。27日にもベラルーシの軍事空軍基地にて、最新鋭の偵察機が2機のドローンによって破壊されたとの報道があった。

また、ロシア南部の石油基地が一夜にして無人機による攻撃を受けたとRIA通信が報じているため、今回の「UFO」報道については本来の軍事用語で解釈した方が良いのかもしれない。

画像 Gorguy Kane / PIXABAY

 

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