アメリカ大統領4人の遺髪が宇宙へ!追悼ミッション「エンタープライズ・フライト」

ロケットの打ち上げミッションの中には、少し変わった積み荷や計画が同時に行われることもある。

近い将来にアメリカで行われるとある打ち上げミッションでは、ちょっと変わった荷物が積み込まれて宇宙へ行く予定なのだとか。

今回注目されているミッションは「エンタープライズ・フライト」といい、米国に拠点を置くCelestis社による最新の追悼ミッションだ。亡くなった人の火葬した遺骨を宇宙へと打ち上げるというもので、最新のミッションではSFドラマ『スタートレック』で有名なジーン&メジェル・バレット・ロッデンベリー夫妻を含む多くの著名人の遺骨を運ぶ予定である。

フライトミッションの名前もスタートレックにちなんでいる。また、このミッションではジョージ・ワシントン、ドワイト・アイゼンハワー、ジョン・F・ケネディ、ロナルド・レーガンの4人のアメリカ大統領の遺髪の一部も運ばれる予定だ。




「セレスティス・エンタープライズ・フライトは地球から打ち上げられ、月よりも遠く惑星間深宇宙へと旅立ち、太陽系の他の惑星や彗星、小惑星とともに宇宙へ果てしない旅に出ます」と同社のウェブサイトには記載されている。

「動力燃焼とコーストフェーズが完了すると、エンタープライズ・フライトはエンタープライズ・ステーションとなり、最も遠くにある人類の恒久的な前哨基地となり、人類の宇宙探査を継続するための道しるべとなります」

Celestis社はこれまでにも、宇宙飛行士のゴードン・クーパーや天文学者のユージン・マール・シューメーカーなど様々な有名な人たちの遺骨を宇宙に打ち上げた実績がある。計画通りに進めば、最新のフライトは今後2ヶ月以内に打ち上げられる予定だ。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Lumina Obscura / PIXABAY

 

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