ネス湖のネッシー、今年は姿を消す!?

UMAの代表格であるネス湖のネッシー。長年多くの人々に目撃され、昔から大規模な調査も行われた事があるが、未だに正体は不明となっている。

そんなネッシーだが、2023年はなんと1回も目撃されていないというのだ。公式のネス湖モンスター目撃記録も昨年10月11日以来新しい記録がないと表明、ネス湖各地に設置されたウェブカメラ経由で何度もネッシーを目撃しているネッシー・マニアのEoin O’Faodhagain氏も「今年は一度もネッシーらしい影を目撃していない」と語る。

O’Faodhagain氏によれば、「最近の大気の状態が、ネッシーを発見するのに適していないのだと思います」という。「今年はイギリス全土を大規模な寒波が襲っており、ネス湖を訪れる人も減った上にネッシー自身の活動も低下しているのではないか」とのことである。

また、ネッシーの目撃報告件数は年によってかなり変動があり、2022年も3月になるまで最初のネッシー目撃報告が全くなかった。ちなみに2022年最初の目撃報告を行ったのも、O’Faodhagain氏である。




そのようなことから、ネッシー愛好家の間では「今年ネッシーが目撃されないのは、冬の間はネス湖の川をさかのぼって暖かい海に移動しているのではないか」という説が囁かれている。

確かに2月初めにはアメリカのノースカロライナ州沖でネッシーを想起させる奇妙な巨大生物が目撃されたり、中央アフリカでも別のUMAの目撃例が報告されている。そのため、多くの人が「ネッシーは冬期休暇中かもしれない」と考えたようだ。

だが、ネッシーの目撃件数を調べてみると年々減少傾向にあると、ネス湖の怪獣の公式目撃情報をすべて記録しているゲイリー・キャンベル氏は語る。彼によれば、21世紀で一番目撃報告件数が多かったのは2017年の8例。近年で最も目撃報告が多かったのは1996年の17件だが、1930年代や1960年代には1年で20件以上目撃されることもあったという。

キャンベル氏によれば、近年では年の始めと冬の終わりになるとネッシーの活動が減るのか、目撃証言も少なくなる傾向にあるという。もしかすると、ここ数年でネッシーの行動範囲や生態に変化が起きたのだろうか。ネス湖の周辺に設置されたウェブカメラの台数も増え、今では世界中の人がネッシーを探せる環境が整いつつある。

今年も気長に待てば、ネッシーは姿を現してくれるのだろうか・・・。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 blavandmaster on VisualHunt

 

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