
野外で熊やライオン、サメなどの危険な動物に襲われ、命を落とすという話はよく聞く話だ。だが中には、思いもよらない生物によって殺されてしまうケースも存在するようだ。
昨年4月、オランダのバリナスローに住む67歳の男性ジャスパー・クラウスさんが家の外で血まみれになって倒れている所を発見された。
下宿人に発見された時彼は血だらけで、「オンドリ」という言葉を発していたという。通報を受けて現場に到着した救急隊員が蘇生を試みたが、既に手遅れであった。最終的に、彼は出血多量で心臓発作を起こして死亡したという診断がされた。
彼はなぜ屋外で血まみれになっていたのか。農機具等の扱いを誤ったのか、それとも獰猛な動物に襲われたのか。
だが実際は、飼っていたニワトリが原因だったのである。クラウスさんの家で飼われていたニワトリが何かのはずみで激昂し、クラウスさんの足を傷つけた。その傷がもとで彼は出血多量で死んでしまった。
彼の娘は後に、この事件を引き合いに出して、「ニワトリを飼うことの危険性」を警告している。
「飼育する際には鳥のサインに気をつけるべきです。どんな鳥でも攻撃的なサインを見せたらすぐに処分すべきです」と彼女は語っている。
An inquest has heard that Jasper Kraus died after being attacked by an ‘aggressive’ chicken. https://t.co/9MHCeL9V4g
— Metro (@MetroUK) February 15, 2023
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Ralph / PIXABAY