オハイオ州の保安官事務所で不気味なピエロ像が騒ぎを起こす
- 2023/2/8
- ニュース, 事件, 未解決事件
- オハイオ州, トランブル郡保安官事務所

オハイオ州のある保安官事務所に、何者かによって不気味なピエロの像が置かれるという事件が発生、一時的に封鎖状態となった。
地元メディアの報道によると、この奇妙な事件は先週の月曜日の夜、ウォーレン市にあるトランブル郡保安官事務所で起こったという。
保安官が防犯カメラをふと見たところ、謎の男が卑猥なジェスチャーをした後に玄関先にピエロを置く様子が捉えられていた。その後、男はカメラに向かって銃のようなジェスチャーを行った後にその場を立ち去った。
この男の挙動と、玄関先に置いていった奇妙なオブジェクトのこともあり、保安官事務所は念のため建物を封鎖し警察に捜査を依頼。幸いなことに、警察はすぐにこの人物がピエロの像を置いていっただけで他には何の危険もないと判断した。
だが、事件はこれで終わらなかった。
この奇妙な事件が報道された直後、地元のアーティスト、ジェームズ・シャティックが問題のピエロ像の所有権を主張、謎の一端が明らかになった。
シャティック氏によれば、事件があった当日、このピエロの像で次のショーの宣伝用の写真を撮ろうと自分のスタジオへ持ってきたものだという。スタジオの外の電気ボックスの上に置いて撮影しようと思っていたそうだが、スタジオ内に入った後ピエロ像を外に置きっぱなしにしてしまった。その後、動画の男がピエロ像を持ち去って保安官事務所に置いていったのだと思われる。
しかし一連の事件はシャティック氏が計画したものではなく、彼もニュースを見て初めて事件を知ったと主張している。
こうしてピエロ像の背景は明らかになったものの、保安官事務所に持ち込まれた経緯や犯人については相変わらず不明のなま。ピエロ像を置いた人物を特定するため、同署は事件の一部始終を記録した監視カメラの映像を公開し、広く情報を集めている。
シャティック氏のピエロ像は警察に持っていかれてしまったが、シャティック氏自身は像の今後についてはほとんど心配していない様子。「もし二度と見られないとしても、寂しいとは思わないよ」と語っているという。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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