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参加者は充実の一日 久しぶり開催の「敏さんぽ」は大成功!

2023年2月5日13時、JR日暮里駅に集合し、山口敏太郎の「敏さんぽ」が始まった。
最初は、毘沙門天で有名な護国山天王寺で御朱印をゲット。
そのままふらふらと谷中墓地へ。最初に日本で初めて第一回の文化勲章を受賞した横山大観のお墓参り。
彼の大脳は、今でも、東京大学に保存されていると言う。豪快な性格で富士山をテーマにした作品を2000点以上残す。横山大観の隣の墓はフリーメーソンで有名な鳩山一郎であった。
国粋主義者の横山大観の隣で自由博愛平等を唱うフリーメーソンの一員である鳩山はどのような気持ちで眠っているのだろうか。また、近年トンデモ発言で有名になっている鳩山由紀夫氏の発言についても心境が偲ばれる所である。
次に向かったのは江戸時代の歌舞伎役者中村仲蔵である。彼は一般家庭に生まれながらも看板役者にのし上がった立身出世の人物である。昨年NHKでドラマ化された。だが、太平洋戦争後に子孫が行方不明になっており、墓は荒れ放題であった。
その後は東京名物であったにも関わらず、昭和33年に消失した五重塔の跡地に行った。この事件は50代の男性と20代の女性が無理心中をはかったということだが、背景にはどす黒い闇があるらしい。
近年再建計画も立てられた事があるらしい。五重塔跡地から道を挟んで反対側に昭和の名優・長谷川一夫の墓がある。驚いたことに参加者のほとんどが彼の事を知らなかった。その後は川上音二郎の墓にお参りに行った。妻である貞奴を相方に、歌舞伎に対抗して新劇を立ち上げた人物である。
最後に紹介するのは高橋お伝である。彼女は日本で最後に打ち首で処刑された女性だと言われている。弊社ライターの穂積氏によると、お伝は無実の罪であったそうだ。
その後、谷中の老舗の団子屋に行ってうぐいす餅を食べた。更に、365日誕生日の招き猫がある猫グッズの店にいって筆者の妻への土産を買う。
更に全生庵に行って三遊亭円朝と山岡鉄舟のお墓参りをする。江戸の三舟(のこる二人は勝海舟と高橋泥舟)の一角である山岡鉄舟の墓はもの静かであった。
最後に全生庵の御朱印を貰って帰る。
その後、瑞輪寺に足を運んだ。
この寺は江戸時代に奇妙な妖怪が空から降って来たという話しがある。最初に降って来たのは上半身が猫で下半身が魚という、俗にいう猫人魚。これは既にキャラクター化されているらしい。次に落ちて来たのは、上半身が獅子で下半身が応龍(翼の生えた龍)という妖怪であった。
丁度当時幕末期で幕府が揺れている時期であり、倒幕派が嫌がらせでやったいたずらなのだろうか。なお、当寺は徳川家の厚い庇護を受けた寺である。
最後はザクロという店に入った。この店はトルコ、ウズベキスタン、イランの三か国の料理が楽しめる店で、参加者のほとんどが店長により民族衣装のコスプレを着せられ、筆者もイランの酋長の格好をさせられて楽しいやら恥ずかしいやらであった。
ツアーは大成功であった。
(山口敏太郎 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)