AIが深宇宙に存在する可能性のある「宇宙人の技術署名」識別に成功

広い宇宙に、我々地球人以外にも知的生命体は存在しているのか?という謎は昔から多くの科学者達が挑んでいる謎でもある。本当に空飛ぶ円盤に乗って地球にまで訪れているかどうかは別としても、宇宙には無数の天体が存在しているので、地球と同じような条件に恵まれ、知的生命体が存在する天体も低確率ではあるが存在するはずだ。

この観点から考案されたプロジェクトが地球外知的生命体探査(Search for extraterrestrial intelligence、略称SETI)だ。

知的生命体を探す「[email protected]プロジェクト」データが消滅の危機!!

1984年11月20日にカリフォルニア州マウンテンビューに設立されたSETI研究所は、人類だけが宇宙に存在しているわけではないという証拠を得るために、体系的に空をスキャンすることを使命としている。

その方法の1つに、宇宙のはるか彼方にある地球外技術 (特にダイソン球のような巨大な物体) の痕跡を探すために空を地道に探し続ける、というものがある。

これらの 「技術的署名」 を見つけるということは、非常に大きな干し草の山から1本の縫い針を探すようなものである。しかし最近では人工知能の進歩によりコンピュータが多くの作業を行うことが可能になり、人間が簡単に見逃す可能性のある関心のある信号を見つけ出すことができるようになったという。




先日発表された新たな論文にて、2016年に収集された合計820の恒星系から収集した、480時間分のデータ複雑な機械学習アルゴリズムによって分析した結果、8つの潜在的な異星人の技術署名が発見されたことが明らかになった。

候補信号は「一部の地球外ソースから発信される狭帯域ドップラードリフト信号 」とされているが、現在のところ何がこの信号を生成しているのかは不明とのこと。発生源や正体を確かめるためにはさらなる研究と分析が必要となるという。

いずれにせよ、今回の発見はこの種のタスクにAIを使用することの有効性が示されたものといえると専門家は述べている。そう遠くない将来、ある日SETIが地球外知的生命体からのシグナルを見つける可能性は十分にあるようだ。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 spelio on Visualhunt.com

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る