
以前、TOCANA及びアトラスでは、Google Earthの衛星写真に写り込んだビッグフットらしき影について報告した。これは1月に海外の掲示板サイトRedditにて注目を集めたもので、アメリカはコロラド州のアンコンパーグレ国有林を上から捉えた衛星写真をよく見ると緑の中に黒い二足歩行しているような奇妙な影が存在している、というものだった。
問題の場所の座標は38°16’24″N.108°08’32だが、ここは渓谷の奥にあって人家が近くに存在しないため、「ビッグフットを上空から捉えたものではないか?」として話題になった。
事実、Google EarthやGoogle Mapsの衛星写真にはUMAらしき巨大生物が写っていて注目を集めた事がある。例えばネス湖にはネッシーらしき謎の生物の姿が、海原にクラーケンを思わせるような巨大生物が写り込んでいると話題になったことも・・・では、今回の黒い人影も原野を歩くビッグフットの姿だったのだろうか?
だが、最近になってこの画像の検証が進み、本当にビッグフットと言えるのかは疑わしい、という見解が出て来た。この衛星写真の最大の問題点は、恐らくこの人影がほぼ真上から撮影されていること。現状、二足歩行する人影のように見えるものの、もしほぼ真上から見下ろした場合、足や腕がこのような形として見えないだろう、という指摘があるのだ。
また、ある人がGoogle Earthの計測ツールを使って影の大きさを確認してみたところ、人影は約2.25メートルあった…という書き込みがあったそうだが、実際にはもっと大きな影である可能性が高いという。これらの特徴から総合的に判断すると、ビッグフットの正体は地上にできた大きな水たまりないしは湿地帯である可能性が高いそうだ。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Google Maps / Google