墓に花を供える優しい老婆の幽霊、イングランド「聖ミカエル教会堂の貴婦人」

イングランドのとある墓地には人々の眠る場所に花を手向ける、優しい老婦人の幽霊が出ると言われている。

主ロップシャー州テルフォード・アンド・ウレキンにある町、メイドリーに住む人々の間には、「聖ミカエル教会堂の貴婦人」という伝説が昔から伝えられている。

この教会堂には多くの人が眠る墓地があるのだが、いつしか「墓に花を供えた後、忽然と姿を消してしまう老婦人」の幽霊が出るようになった。長年にわたり、多くの人々がこの幽霊を見たと主張しているが、まったく無害な幽霊だという。

シュロップシャーの民俗学の専門家であるエイミー・バウチャー氏がこの幽霊の伝承について調べた所、非常に興味深い事実が判明したという。




「聖ミカエル教会堂にはユニークな墓が多くあります。メアリー・トゥースの墓碑銘には「彼女の戦いは終わった」と書かれていますし、チャールズ・アーサー・ターナー(地元で遊んでいたときに亡くなった少年)の美しい手作りのモザイク記念碑もあり、これらの墓石や墓碑から様々な伝説が産まれた事は想像に難くありません」

「聖ミカエル教会の歴史は12世紀まで遡ることができます。当時はムチ・ウェンロックのセント・ミルブルガ修道院に付属し、修道院の権利と称号を所有していました。その後、13世紀に現在の教会が建てられたのです。800年以上の歴史の中で特に多いのが『聖ミカエル教会堂の貴婦人』の目撃談です」

「この女性の霊は墓地をさまよい、時折特定の墓に立ち寄っては古く、長い間放置された墓石に花を供えると言われています。女性は年配で、濃い灰色か黒のコートを着ており、花を供えた後は数秒間立ち止まり、姿を消すそうです。幽霊と言えば夜に出る物ですが、たいてい午前中に目撃されています。女性の霊を見た人からは心が落ち着いたり、なごんだりしたという報告があります」

このようにバウチャー氏は地元メディアのShropshire Star紙に語っている。

老婦人の正体は不明だが、地元の人々は彼女が教会堂の「優しい守護者」であると考えているそうだ。

(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Google Maps / Google

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る