今月10日、イギリスのヘンリー王子の回顧録『スペア（Spare）』が発売された。スペインでは数日前にフライングで販売されてしまったり、内容のリーク情報が流れるなど発売前からかなりの注目を集めていた。

王室内の確執や薬物使用、従軍時に殺害した人数を告白するなど様々な情報が赤裸々に綴られていたため、本国イギリスでは様々なメディアがトップで内容を扱っている。

そんな暴露本の中にはオカルトじみた内容も書かれており、中には「既に亡くなってしまった母親であるダイアナ元妃と交信できるという霊能力者との出会い」についても詳細に記されていた。

ヘンリー王子がこの女性と出会ったのはとある友人の勧めによるものだった。ヘンリー王子も「偽物の可能性が高いことを認識して」いたが、信頼の置ける友人が女性の能力の信頼性について保証していたため、一度話してみようと思ったという。

だが、その霊媒師に会った瞬間、彼は「彼女の周りにエネルギーを感じた」という。ヘンリー王子と出会った霊媒師は、彼の周りに母親のエネルギーを感じ「ダイアナ元妃の魂が “今も “彼と一緒にいる」と告げたという。当時、ヘンリー王子の周囲の状況がかなり大変な状況だったそうだが、霊媒師は「あなたは彼女（※ダイアナ元妃）が望んだ人生を生きている」と断言したという。

それでもなお、霊媒師の能力について懐疑的だったヘンリー王子は「本当にダイアナ元妃がいるならば、何か証拠になるものが欲しい」と訊いてみた。すると、霊媒師はヘンリー王子の息子であるアーチーが壊し、その後修復しようとしたクリスマスの飾りについて述べた。何でもない家庭の一コマだったが、ダイアナ元妃の霊がその場にいたため、霊媒師は彼女を通してその出来事を知ることができたと語り、「あなたのお母様は一部始終を見て少し笑っていたようですね」と告げたという。

この霊媒師の名前は明記されていないそうだが、回顧録に記述があったということは、ヘンリー王子がこの霊媒師をある程度信用しているという事の証左だと言われている。

（田中尚　山口敏太郎タートルカンパニー　ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

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