
アメリカのユタ州にて、人里離れた山の中に謎のアンテナが複数発見され、当局が調査する事件に発展している。
地元メディアの報道によると、今から約1年前にユタ州のソルトレイクシティの山麓にて、複数のアンテナが発見された。アンテナはソーラーパネルと鍵のかかったバッテリーボックスを備えており、山麓のさまざまな山頂や尾根にボルトで留められていたという。
アンテナが設置されていた場所が山の中とはいえ公有地であり、許可を得て設置されたものではないため、担当者が見つけ次第撤去していた。しかしその後も同じ構造のアンテナは設置され続け、特にここ数ヶ月では数を増やしているという。
ソルトレイクシティのレクリエーション・トレイル・マネージャーのタイラー・フォナロー氏は「すでに12基にもなるかもしれない。公有地に許可無く物を設置してはいけないはずです」と述べている。
このアンテナについて当局も交えて調査が行われているが、今の所設置する目的も、何者の仕業なのかも全てが謎のまま。ユタ大学所有の土地で同様のアンテナが1基発見されたが、同大学の関係者もこの地域に出現し続けるアンテナ機器との関連は全く分からないと語っている。
フォナロー氏はアンテナの設置目的について「暗号通貨とネットワークの中継に関連しており、暗号通貨で稼ぐために使用しているのではないか」という説に同意しているものの、これも仮説の域を出ない。
ユタ州の謎の建造物と言えば、2019年に世界中で注目を集めた謎の金属柱ことモノリスを思い出す人もいるのではないだろうか。モノリス騒動は次第に終息していったが、今度は謎のアンテナが各地に林立するようになるのだろうか。
いずれにせよ、地元の人々は「山々がこれ以上アンテナのゴミ捨て場になる前に止めたい」との考えを明らかにしている。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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