記録的な寒波と暴風で有名ゴルフリゾート「お化けの木」が倒壊の危機

今年の冬は世界中で異常気象が確認されている。日本は気温の高い日が続いたかと思えば北部や西日本を中心に大雪に悩まされたり、海外では記録的な寒波が報告されていたりする。

そんな中、アメリカはオレゴン州のとあるゴルフ場にて、コース上に存在する有名な「お化けの木」が倒れてしまう危機に直面し、注目を集めた。問題のゴルフ場はオレゴン州のバンドンにある高級ゴルフリゾートの「バンドン・デューンズ・ゴルフリゾート(Bandon Dunes)」。

このゴルフ場には現在5コース、85ホールが存在するが、そのうちの一つオールド・マクドナルド(Old Macdonald)の3ホールには「お化けの木」と呼ばれる象徴的な立ち木が存在している。全体的に白く枯れたような見た目で、上部の幹から90度に折れ曲がり上へ伸びている長い枝があるのが特徴的なローソンヒノキ(Port Orford Cedar)の大木だ。

背丈もあるのでオールド・マクドナルドのコース上にあるほとんどのホールから見る事ができ、特に3番ホールのティーショットでは高台にあるブラインドのフェアウェイから、砂の尾根を越えて厳しい上り坂を進むと堂々たるこの木の姿を見ることができる。

しかし、2022年の年末にこの木が北側に大きく傾いてしまった写真がSNS上に投稿された。なんでもオレゴン州を襲った寒波により、海岸沿いのコースには風速70マイル以上の暴風が吹き荒れた。その結果、木が風に押されて倒木の危険性が出て来てしまったのである。




ゴルフ場のシンボルでもある木を守るため、リゾートは木を安定させるための可能な解決策を研究。数日後にケーブルを用い、木を引っ張って再び直立させる対応をとった。リゾート側は公式Twitterにて「オールド・マクドナルドのゴースト・ツリーについて、皆様からのご関心とご支援に大変感謝しています。ケーブルが追加され、ツリーの安定性を監視しています。

利用者の皆様には、ゴーストツリーのスペースに敬意を払い、安全な距離でプレーを楽しんで頂ければと思います」とコメントしている。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 https://twitter.com/BandonDunesGolf

 

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