
クリスマスは世界中で楽しみにされている祝日だろうが、クリスチャンにとっては特に重要な日でもある。だからこそ、昨年のクリスマスにイギリスで流れたとあるニュースが大きな話題となった。
英国で最も人気のあるテレビ局の一つであるITVが、なんとニュースの生放送中に「フランシスコ法王が12月25日に亡くなった」と報じてしまったのである。
昨年の12月25日、ITVニュースの司会者カイリー・ペンテローさんはローマ法王が毎年行うクリスマスの演説について視聴者に伝えていた。法王の演説のうち、新型コロナのパンデミックに関するメッセージを要約しながら紹介していたとき、彼女はうっかりこう言ってしまったのだ。
「彼は、最も必要としている人々にワクチンを提供すべきであると言いました。彼の死は…」
In an unexpected Christmas twist, ITV News have just killed off the Pope pic.twitter.com/nkMMcDtl6Y
— David (@davidclewis) December 25, 2021
そう、原稿を読み違えてまるでローマ法王が亡くなったかのように伝えてしまったのである。勿論彼女はすぐに訂正したのだが、視聴者に与えたインパクトはかなりのものだった。
この失言はすぐにTwitterで取り上げられ、年間を通じてテレビの面白い瞬間をつぶやくことで有名なテレビ評論家・放送作家のスコット・ブライアン氏もTwitterにて「ITVは偶然にも法王を殺してしまった。誰かこのニュースリーダーに酒を飲ませてやってくれ、誰にでも間違いはある」と彼女を庇うコメントをしている。
ちなみにブライアン氏のツイートに埋め込まれた一連の発言を切り取った動画はビデオは丸一年経った現在までで合計25万回以上再生されている。様々なリプが寄せられているが、大半は「もし今後ローマ法王が死亡したら、警察はITV Newsのドアをノックするだろう」というようなネタに乗っかるものが多いようだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Günther Simmermacher / PIXABAY
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