「霊能者」

滋賀県のHKです。少し前にアトラスラジオで河童の話が出ましたので、私も忘れないうちに話します。文中の会話はできる限り思い出して書いたものです。

今から8年ほど前、「うちから車で20分くらいの所にある整体院の女性は霊が見え、整体の他にいろんな話もしてくれる」という事を聞いたので、ワクワクしながら行ってきました。

予約の電話では不思議な話も聞かせてほしいと伝えていました。8月の暑い日、場所は田舎の一軒家です。

一階の部屋に通されました。日が射す明るい部屋で布団に施術のクッションが敷いてあります。棚には色んなパワーストーンが飾ってありました。

先生は和やかで、しっかりした強い意思を感じる女性でした。

雑談しながらの整体では、うつ伏せで肘でケツを押されて「ぐあ~痛いっす」と言うと「運動ぶっそく~」との事。

なるほど。当たっている。そして不思議な話をしてもらいつつ・・・

「夜に寝てるときに悪霊に首を絞められたら言ってね。私が何とかするから」

・・・まあ絞められた事なんて無いのですが・・・頼もしく感じました。

整体が終わりスッキリしました。それからいろんな話をしてくれました。

先祖は神社系の血筋のようで、少し前からいろんな霊や妖怪が見えるようになった事。その整体院の敷地に人が入ると悪霊が入ってこれず浄化される事。

霊視鑑定してもらおうと、ぼくが持っていった数種類のパワーストーンを見せて「本物ですか?」と聞くと「本物だね。人工的なものは感じない」と言われ安心。

ぼくが「霊が見えるようになりたいです」と言うと「それは守護霊が決めること。日常で見えたら精神が耐えられないよ。だからあなたには見えないようになってる」

ぼく「先生はそんなに見えて、車の運転は大丈夫?」
先生「前に一度、霊が前に出てきてびっくりしたことがあった」
ぼく「ぼくの守護霊っていますか?」
先生「後ろに・・チラッと女性が見えるね」
もう、本当はもっと詳しく聞きたいことだらけです。

ここから妖怪・精霊の話です。

●施術部屋の天井あたりに手のひらに乗るくらいの白いフワフワした綿毛の妖怪(精霊)がたくさん浮いている。偵察をしてくれる。こっちが何もしなければ無害。怒らせると破裂する。「手を出してみて」と言われ そろっと手のひらを出しました。ぼくの手に乗っているそうなのですが、感触は分かりませんでした。ケセランかな。

●その部屋の明るい窓際には何匹も小さな河童がいる。しかし実体はない。身長の大小はある。だいたい身長20センチ~40センチくらいだったかと。ぼくには見えない。

ぼく「マジっすか。何色ですか?」
先生「え~ みどりぃ~」

なんかそこに居て当たり前な感じです。




ぼく「カッパが居るならツチノコも実在しますか?ぼくは居ると思います」
先生「それは分からないね~」

そうか。ツチノコは霊じゃないから分からないのかな?と思いました。そして先生は「あ、ちょっと待ってて。うちで取れたキュウリとって来る」と、持って来たキュウリを窓際に置き「今みんな集まってキュウリの精気を食べてる。エネルギーね。ほら、いまキュウリ揺れたでしょ」と。

ん?・・・揺れたような・・・わからないような・・・河童のエサやりです。精気エネルギーの無くなったキュウリは味がしないそうです。

●そこは関ケ原から、まあまあ近いからか「お盆の時期には落武者の霊がお供え物を食べにやって来る。その落武者を土蜘蛛がたべてしまう。土蜘蛛に追いかけられる落武者をたまに見る」そうです。

ぼく「え~無理やり戦に狩り出されて死んだのに、可哀想。土蜘蛛に食われたらその落武者の魂はどうなるの?」
先生「消滅するね」

●その整体院から見える100メートルほど向こうの小さな区画の林には巨大なオオサンショウウオのような妖怪が住んでいる。たまに木々の間から顔を覗かせている。体長5メートルくらい。性質は荒々しい。(ぼくは帰りに恐る恐るその林を歩いてみましたが何もいませんし、分かりませんでした。畑仕事のじいさん ばあさんが横の道をフツーに歩いていました)

帰り際、精気の無くなったキュウリをくれました。味はしないそうです。

「河童の食い残しや!すげえ!ありがとうございます!」

ぼくは嬉しくて食べるのが楽しみで、帰宅後ポリッとかじってみましたが、無味なのかどうか、よく分かりませんでした。まあ、キュウリの味はすると思うんだけど・・。微妙。

何口かポリポリモグモグしても よく分からないので、冷やしてマヨネーズをつけて食べました。これはうまい(笑

色々分からない事だらけでしたが、先生の話、目に見えないものがいる事をぼくは信じます。

それと、ぼくの知人でセキセイインコを100羽以上、丁寧に飼ってるブリーダーの男性(心身共に疲れている)をその整体に行くよう紹介しました。

行ってきた知人が言うにはインコの事は話していないのに「あなたの胸の回りに小さいのがいっぱいフワフワ飛んで遊んでるねぇ」と言われたそうです。

インコが死ぬことはちょくちょくあるそうなので、フワフワはインコの精霊でしょうか。それと湧き水で絞ったタオルで床をキレイに拭くと開運になると聞いたそうです。

ちなみに、これはぼくの勘なのですが、もしかしたら竹書房から数年前に出た怪談本(『朱雀門 出』<すざくもん いづる> 氏の書いた怪談)に、その先生のことが一度チラッと出てたかも知れません。人違いならすみませんが。

ぼくは肩や腰は健康なのでもうその整体には行ってませんが、また先生と話したいなあと思っています。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 HKさん 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部 読者投稿)

画像 coji_coji_ac / photoAC

 

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