
北米大陸を代表するUMAのビッグフット。他のUMAと比較しても目撃証言が多いため、全米に生態を研究する人々がいるのも特徴的だ。
ビッグフットは身長2~3メートル、直立二足歩行する獣人で見るからに人類より力も強いように思える。近寄ると姿を隠してしまう印象が強いが、歴史を遡ればビッグフットに襲撃を受けた、という話もある。それでなくとも体格差もあるため、普通の人間では武装でもしなければ太刀打ちができないだろう。
そのためか、ビッグフットは「簡単に人を殺す」ことのできる潜在的な「殺人マシーン」のような生物であるという説が出てきている。
この説を唱えるのはUMA専門家の専門家トーマス・マーカム氏。彼はデイリー・スター紙の独占取材にて、ビッグフットの恐ろしさを次のように説明する。
「ビッグフットの大きさと強さは、人間の比ではないだろう。そのためビッグフットはその気になれば簡単に人を殺せる。ビッグフットが人間に危害を加える可能性はあるが、幸いにもそのようなことは起こっていないようだ。歴史上、襲撃されたという報告もいくつかあるが、ほとんどは誰かがビッグフットに発砲した後です」
一方でビッグフットを刺激したことで起こりうる危険性として、彼は「誘拐」を上げている。
ビッグフットは先住民族であるネイティブ・アメリカンの伝説にも登場するが、実際にネイティブ・アメリカンの言い伝えには部族の女性を「ビッグフットが誘拐した話」が残っているという。また、カナダの探鉱者アルバート・オストマンが体験したと言う「ビグフットに誘拐され、6日間監禁された」という話も興味深い事例だとマーカム氏は語る。
「ある晩、オストマン氏が寝袋で眠っていると、ビッグフットが彼を寝袋ごと抱え上げて彼を連れ去ったと言われています。気がつくと数匹のビッグフットに囲まれていたそうですが、最終的にビッグフットに自分のスナッフ(タバコ)を試させて脱出したそうです」
近年、ビッグフット研究家や一般のハイカー等からビッグフットを目撃したという報告が増えているが、もしあまりにも近づきすぎた場合、本当に危険な目にあわされてしまう可能性もあるという。もちろん、山林で行方不明になってしまった原因の全てにビッグフットが関与しているとは言い難い。しかしUMAも野生動物であることから、適切な距離を保って接するべきということなのかもしれない。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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